「気づいた人がやるべき」が7割
家事は誰がやるべきかという問いに対しては、男女ともに全体の約7割以上が「気づいた人がやればよい」という結果になりました。
相手に押しつけるのではなく、できるほうがやるという考えを持つ人が多いことがわかります。忙しい共働き夫婦だからこそ、互いを思いやり協力しようとする姿勢がうかがえますね。
一方で、男性は「パートナー」、女性は「自分」と回答した人が全体の約1割という結果も。共働きであるにもかかわらず「家事は女性がするものだ」と考える人も、少数派ながら存在していることがわかります。
共働き夫婦でもその形はさまざまですから、お互いが納得していれば、家事をどちらか一方が多く担うこと自体の問題はないといえそうです。
問題なのは、「女性だから(家事を)やるのが当たり前」「女性の自分がやらなくては」と無意識のうちに決めつけたり、自分を縛りつけたりしてしまうこと。性別による過度な役割意識は、ときにパートナーや自分を苦しめてしまうことにもなりかねません。
パートナーと家事について話そう
限られた時間のなかで、仕事で責任を果たしながら家のこともやるというのは誰でも大変なこと。
適度に手を抜く、休日にふたりでまとめてやるなど、工夫して取り組んだほうがよいでしょう。家事代行や便利家電など、ある程度お金で解決するのも有効な方法のひとつです。
また、「家事はきちんとやらないと気が済まない」という人もいれば、「面倒でつい先延ばしにしがち」という人もいるはず。
家事に対する考え方や求めるレベルなどが夫婦間で異なることが、イライラの原因になってしまっていることもあるかもしれません。家事に対するホンネや分担の見直しなどを、改めてパートナーと話し合ってみてはいかがでしょうか。