すでに子育てをしている人はもちろん、現在妊娠中の人やこれから子どもを持ちたいと考えている人も、子育てについての誰かの発言や、メディアやSNSを通じて見聞きした情報に「モヤモヤ」した経験はないでしょうか。
この記事では、「働く」と「子育て」をみんなで考えるイベント「WORKO!フェス2019」のステージ「子育て”神話”をアップデート! ~りゅうちぇる×産婦人科の名医×現役パパママ~」の模様をお届け。
メインスピーカーは、ファッションモデル・タレントとしておなじみのりゅうちぇるさんと、日本産婦人科学会の理事長も歴任した産婦人科医の吉村泰典先生。
ファッションモデルの奥さま・ぺこさんと一緒に1歳の男の子を育てるりゅうちぇるさん、奥さまの単身赴任のため父子家庭で娘さんを育てた経験を持つ吉村先生が、子育てに関して“よい”とされてきた”神話”について、現役のパパ・ママとともに語り合いました。
「手作りこそが一番」は時代遅れ
進行は、子育て世代の声を社会に発信する団体「みらい子育てネットワークmiraco」の代表、天野妙さん。まずは、世の中にある「子育て神話」に関するアンケート結果が発表されました。上位にランクインした神話は、以下の通り。(一部省略)
- 1位…「子育てはママが主役」神話
- 2位…「絶対母乳育児」神話
- 3位…「3歳児」神話
- 4位…「妊娠は病気じゃない」神話
- 5位…「手作り」神話
りゅうちぇるさんはまず、5位の「手作り」神話(離乳食やお弁当、園グッズなどは手作りしてこそ愛情が伝わるという考え)」に着目。
りゅうちぇる:子育てをしていると「手作り」なんて言っていられないこともありますよね。僕たち家族も、沖縄の僕の実家に帰省するときに飛行機に乗ったんですけど、そのときはベビーフードにすごく助けられました。
いまはそういう便利なものがあるんだから、上手に使いながら子育てすることで効率もよくなる。その結果、自分たちの気持ちに余裕ができて、愛情を持って子どもに接することができると思うんですね。
子育てに関する考えって、時代とともに変わっていかなければいけないと思っていて。
もちろん手作り自体はいいことだと思うし、愛情は伝わるとは思うんですけど、「手作りじゃなきゃダメ」「手作りが一番」みたいな、時代についていけてない神話がまだ普通にあることにびっくりです!