夫婦でも、職場でも、誰かとの関係でも。「もう嫌」「絶対離婚する」「早く辞めたい」「もう関わりたくない」…そんな風に思う瞬間、ありますよね。
そんなとき、実際にどうしたらいいでしょうか。
がんばった自分を褒めてあげる
裏切られたり、理不尽な扱いをされたり、耐えられなかったり、傷ついたり…どれだけ強く生きている人でも、胸の中には生身の心を持っています。傷つくことも、怒りを感じることも、許せなくて苦しむこともあります。
そんなとき、「もうダメだ」って思ってもいいじゃないですか。だって、今までがんばってきたんだから。ずっと我慢してきたんだから。まずはがんばってきた自分に「よくやった」といってあげましょう。
誰かのためでも、自分のためでも、世間体のためでも、辞められなかったからでも、何でもいい。どんな理由でも、しんどいのをがんばってきたんだから、まず自分を誉めてあげる。
子どもががんばって勉強したとき、部活の練習を毎日がんばっているとき。それが自分のためでも、誉められたいからでも、やらなきゃいけないからでも、どんな理由でもがんばったときは、ちゃんと認めて誉めてあげるでしょう?それと同じです。
あなたのことも、認めてあげてほしいのです。「よくがんばった」と自分自身にいってあげてほしいのです。
そうすれば子どもたちの心のように、あなたの心も、1番理解してほしい存在に理解してもらえたと感じられるでしょう。
きっと、私たちは嘘のつけない「自分」に、本当は1番認められたい。そう思ってがんばり続けています。さあ、目を閉じて、ちゃんと言葉にして自分に伝えてください。「よくがんばったね」って。
そのとき、心の力が少しでも抜けて、もう1度向き合おうと思うのなら、それも良し。心が落ち着いて、辞めることを決断できそうなら、それも良しです。