足トラブルの対処法は?
次に、「足のトラブルは一度の処置で完治しましたか?」という質問をしたところ、6割近くの方が「いいえ」と回答しました。
いいえと回答した方に「足のトラブルはどのように対処しましたか?」と聞いてみたところ、「自分で処置した(40.9%)」と回答した方の割合がもっとも多く、次いで「病院に行った(27.6%)」「放置した(24.4%)」と続きました。
無理な自己処置は、患部拡大や症状の悪化につながる可能性が高く、非常に危険です。
高齢者の足トラブルは歩行困難や寝たきりになる危険も…
日常生活に関わる足のトラブルですが、高齢のご家族の場合はより心配になりますよね。
そこで、「高齢(70代以上)のご家族に足のトラブルを抱えている方はいますか?」という質問をしたところ、4割以上の方が「はい」と回答しました。
はいと回答した方に、「ご家族は足のトラブルをどのように対処していますか?」と聞いてみたところ、4割以上の方が放置、自分で処置していることがわかりました。
ご家族の処置も含めて、半数以上が放置してしまったり、専門医での処置をしていないということになります。
放置している理由について聞いてみると、「処置の仕方がわからない(41.2%)」と回答した方の割合がもっとも多く、次いで「処置しなくても問題ないから(26.5%)」「面倒だから(20.6%)」「本人が処置できないから(11.7%)」と続きました。
処置の仕方がわからない、「このくらいなら大丈夫だろう」といった油断などから、足のトラブルを放置してしまう方が多いようです。また、高齢になると握力が弱くなり、体も硬くなるため、ご自身で足のケアをするのが難しく、放置してしまうケースも多いと思います。
しかし、放置は無理な自己処置同様、患部拡大や症状の悪化につながる可能性があり、高齢者の場合は特に、歩行困難や寝たきり、細胞の壊死、切断のきっかけに…なんてことも考えられます。
そのような最悪のケースにならないためにも、医師やフットケアのプロに相談してみてはいかがでしょうか。