重要なのは、相談相手の選択
冷静に考えたら当たり前なのですが、なぜか多くの人が陥る罠があります。たとえば「食用の虫を食べてみたいんだけどどう思う?」と聞かれたら、あなたはどう思うでしょうか。「まぁ、勝手にしたら?」と思う人もたくさんいると思うのですが「うえー!やめなよ!菌があるかもしれないし!」となる人も多いと思うのです。
なぜかというと、人は得体の知れないものを「怖い」と思うようになっているから。まったく中身を知らないことなのに「怖い」といったり、「怪しい」といったり、「胡散臭い」といったりする。生物として変化から身を守ろうとするわけです。
さて、大切なのはここから。何か目標や夢があるとき、多くの人がやってしまって夢破れるパターンは、相談する相手を間違うことです。
前に進みたいときに相談する場合は、鉄則として「前にいる人」に相談するのが正解。「あなたが起業するなんて無理」という人は、たいてい起業したことがない人です(もちろん、本人のやる気や意気込みや資質、行動量によって答えは変わりますが…)。
「あなたが東大なんて無理」という人は、きっと東大に行ったことがない人。「どうせ失敗する」という人は、もうチャレンジしていない人。やってみたことがある人にとっては呼吸をするように簡単なことでも、やったことのない人にとっては「得体の知れない、難易度が高いもの」に見えたりするからです。だから、やったことのない人に猛反対されて、心が折れてしまうパターンが多い。
夢を叶えたくて相談や質問をするのなら、叶えている人を選びましょう。もしくは似たような活動で前を歩いてる人に聞くこと。もちろん、ボロクソにいわれることはあると思います。でも、それは大切なことを教えてくれている時間。その程度で折れるのであれば「無理だった」ということでしょう。
本当のことをいうと、誰に相談しようと、やる人はやるし、折れない人は折れない。それでも、人はそんなに強くありません。何回も反対されたり、馬鹿にされたり、「怪しい」といわれたらやる気をなくす。だから、相談相手をきちんと考えるのも「夢を叶える」ということの過程なのです。
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