話を聞いてほしい女性、ひとりでいたい男性
男性は答えを求めます。だから答えが出ないと嫌なんです。それには理由があります。
人間の脳の中にはたくさんの部屋があります。たとえば、家族の部屋、恋愛、趣味というように、いろんな部屋があるのです。
男性脳というのは、1回開けたら必ず閉めたいんです。だから結論がすごく気になります。
これに対して、女性脳は、すごく頭がよくて、扉がひとつ開くと、パカパカパカとまわりの扉も開きます。次から次へと話題を変えていくことができます。
話をすること、聞いてもらうことが目的なので、そこには結論はなくていいんです。だからあれこれ話題を変えていくことができるのです。
要するに、自分が話したいことを話して、共感してもらうことが大切なのです。
男性がついやってしまいがちな失敗は「で、結論は?」ということ。これを言ってしまうと女性は苛立ちます。「結論を話したくて言っているわけじゃないの。ただ黙って聞いてくれればいいのよ!」ってね。
ちなみに、男性の脳にはひとつだけ空っぽの部屋があるんですよ。何も考えない部屋。女性が男性とデートをしていて「この人、何を考えているかわからない」というときがあると思います。そのときはたいてい何も考えていないんです。
ただ、問題があって、この空っぽの部屋は女性にはないらしいんですよ。
だから何も考えずにボーとすることがないんです。だいたい女性はいつも何か考えているはずです。だから女性には男性のこの空っぽの部屋に逃げ込みたい気持ちがわからないんです。
男は1日に何回かこの部屋に駆け込まないと死んじゃうんです(笑)。「頼むからここからひっぱりださないで」と男性は思っているんですよ。
そんなとき、女性は「あー空っぽの部屋に入っているのね」と思ってもらえると嬉しいです。
逆に、男性は女性の話を聞くときに、いろんな部屋を開けておきたいということを理解する。女性は男性が話をするときは、扉ひとつずつ開けたいんだということを押さえておくといいと思います。
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