外回りの多いビジネスマンであれば、致命的なのが「他人の話を聞けていない」ことではないでしょうか?訓練して身に付くものではありませんが、どうすればよいか悩んでいる人もいるかもしれませんね。実は、ほとんど人は他人の話を聞けていないという事実があるんです。でも、解決方法もありますのでご安心を。
今回はメルマガ『毎月1000人集客するプロ講演家が教えるコミュニティづくりの秘訣』のなかから、人の話を聞けない自分から卒業する方法をご紹介しましょう。
ほとんどの人が人の話を聞けていない
独立したら会社という看板もなくなるので、自分自身で仕事を取っていかなければいけない。そうなったら、自分がどういう仕事をしていて、どんなふうに相手の役に立つことができるのか、どういうビジョンがあるのか、コミュニケーションについて学ぶ必要が出てきます。とはいえ、いきなりコミュニケーションスキルを磨くといっても、何をしたらいいのかわかりませんよね。
僕がやったことは、しっかりと人の話を聞くということ。いまの僕を知っている人からしたら意外に思うかもしれません。会社員だったころの僕は、まったく人の話を聞けないタイプの人間でした。
でも、実はこの「人の話を聞けない」というのは、僕だけじゃなくてほとんどの人が同じように「聞けてない」んです。気づいている人はほとんどいないと思いますが。
どういうことかというと、人はセルフトークといって自分の頭のなかで「ああかもしれない、こうかもしれない」といろいろ考えますよね。諸説ありますが、そのセルフトークのスピードは、実際に人と話すときのスピードの7倍といわれています。
つまりどういうことが起きるかというと、「その話はこうなんじゃないの?」「もっとこうしたらよかったのに」「おもしろい」「つまらない」「そういえば、自分もこんなことがあったな」ということなど、どうでもいいことをいろいろ考えてしまいます。そうすると何が起こるかというと、聞いているようで聞けていないのです。
まずやったことは「100%そのまま聞こう」と決めました。こう話すと「どういうふうに変えたんですか?」と疑問に思うかもしれませんが、まず大事なことは「思うこと」です。