幼児教室の代表からパパママへのアドバイス
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、子どもを持つ家庭は、マスクやおむつ不足、子どもの遊ぶ場所問題などいろいろと悩むことがあるでしょう。
今回の調査結果からも、在宅勤務や保育園・幼稚園のお休みによって子どもと向き合う時間が増えたという方のなかには、子どもと一緒に過ごす時間が増えた分、普段の生活では見えなかったプラスの一面に気づく方も多いようです。
子育てで困ったことに関してもっとも回答が多かった『子どもを遊ばせる場所がない』という問題に対して、自粛要請が出ているいまこそが、立ち止まってゆっくり過ごす何よりものよいチャンスともいえます。
1.自然に触れさせてあげること
大勢の人が行き交う場所は避ける必要がありますが、なるべく自然に触れさせてあげることが重要です。例えば、お庭や軒先、近所の公園などで、「石をひっくり返してみたらダンゴムシがいた」というくらいでも子どもは感動して瞳を輝かせます。
2.読書
よい本をじっくり読むことができるよい機会です。子どもにたくさんの本を用意して、読書好きな子どもにしてあげましょう。マンガでも構いません。ディスプレイ越しの刺激に対しては、ほとんど脳は活性化されていません。本好きにしてあげることは、子どもにとって何よりのプレゼントになります。
3.正しいほめ方でほめる
「ほめる教育=叱らない」ではありません。子どもをほめるのは目的ではありません。心からほめましょう。また結果ではなく、頑張った過程をほめましょう。「私」を主語にしたメッセージで具体的にほめましょう。
4.子どもの行動を変える方法の実践
子どもに手本を見せましょう。子どもの話を聞き、お子さま自身に決めさせましょう。自分を変え、子どもの価値観を受け入れ理解し、優しく待ちましょう。
頑張っている自分を褒めてあげて
子どもは常に成長しています。
大人が思っている以上にその成長スピードは早いため、一緒に過ごし、その成長を肌で感じることは、実は非常によいことなのです。
もちろん、日々子どもと向き合うことは、非常に大きな体力・気力を必要とします。時には疲れ果ててしまうこともあるでしょう。
ですが、子どもは大人が思っている以上に敏感に察知するので、親のメンタルがそのまま伝わります。
子どもと一緒に過ごす時間が増えた分、これまで以上に子どもとの向き合い方を考えるようにしてください。そして、子どものすぐそばで、その成長を見守り、全力でサポートしてあげてくださいね。
ぜひ、頑張っている自分をほめてあげましょう。大変な時期ですが、子どもの健やかな成長のために、この難局を乗り越えていきましょう。