自宅でできる口臭対策
口臭の原因には、
- ドライマウス
- 歯磨き不足
- 生活習慣、食生活の乱れ
などがあります。よくあるケースは、歯磨き不足による虫歯や歯周病が原因のものです。
虫歯菌や歯周病菌は、口腔内に住んでいて、口のなかの歯垢、食べかすなどを食べて生きています。それらを代謝する際ににおいが発生し、口臭になります。つまり、虫歯や歯周病対策をすれば、口臭が改善できるというわけです。
まずは歯科医師にかかるのが1番ですが、ここでは家でできる予防策をご紹介していきますね。
口臭予防のための「正しい歯磨き」
まずは、正しい歯の磨き方をすることが大切です。ポイントはいくつかあります。
Point1.5~10mmの間隔で17箇所を20回以上磨く
歯磨きをする際にここまでやっている方は少ないのではないでしょうか?
しかし、これぐらいやらないとしっかりと汚れやプラークが落ちません。1~2本ずつ丁寧に表裏、歯のでこぼこを磨いていきましょう。
また、軽い力で磨くことも大切です。目安は150~200gの力です。計りなどに歯ブラシを乗せて1度確認してみるのがおすすめです。汚れを落としたいからいって、強い力で磨くと歯や歯茎を傷つけてしまいます。
ほかにも、LIONが運営するサイト(外部リンク)も参考にしてみてくださいね。
日本では、歯磨きの目的は「食べかすを取ること」と考えている人が多いようですが、本当の目的は「歯垢(プラーク)を取り除くこと」です。
プラークは虫歯や歯周病の原因になります。水に溶けにくいのでうがいをしても落とすことができません。そのため、しっかりと歯磨きをすることが大切なんですね。
そうした観点で考えると、歯ブラシだけでの歯磨きでは不十分であることがわかります。
なぜなら、プラークの除去率は歯ブラシだけのときは58%だけしかないからです。
たったの58% …!驚きませんか?数字を見ると、かなり大部分が残ってることに気づきます。歯ブラシをしっかりしているはずなのに、虫歯になったり、歯周病になる、というのはこういう理由があるのです。
Point2.デンタルフロス、ワンタフトブラシを併用する
では、どうすればプラークの除去率を上げられるかというと、ほかのアイテムも併用すればよいのです。
「デンタルフロス」や「ワンタフトブラシ」を使うことで、プラークの除去率は大幅にアップします。
歯ブラシとデンタルフロスを使った実験では、「86%のプラークを除去できた」という結果があります。 歯ブラシだけの時と比べて、約30%アップです。
また、フッ素を含む洗口液を使用することで、虫歯を防ぐこともできます。
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- image by:Unsplash
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