人が魅力を感じるもの
お金で考えたら、わかりやすいかもしれません。あなたが商売をしているとして、お金がほしいとします。だとしたら、何をしたらいいでしょうか。
お客さんがほしがっているものを提供すれば、稼げますよね。だから、お客さんがほしがっているものを、いかに適切に、いかに品質を高めて、いかにスムーズに用意するかに意識を縛って集中していれば、お客さんは喜んでお金を出してくれる。
しかし、「お金がほしい、お金がほしい」と念じているあなたのことを喜ぶ人はいません。あなたの「お金をほしがる気持ち」に対して、喜んでお金を出す人は1人もいないということです。
それと同じで「彼女がほしい、彼女がほしい」とガツガツしている男の姿は魅力的に映りはしない。そんなところに魅力はありませんよね。
だから、取り組みの結果として、あくまでも「結果的に手に入る」「結果的に恵まれる」形でないとうまくいかないのです。
たとえば、学生時代に「女性にモテたい」というモチベーションでバンドを組んで音楽を始める人が多かった時代がありました。入り口はそれでいい。しかしいつまでも、40歳になっても50歳になっても「女性にモテたいから音楽をやっている」では寂しくないですか?
入り口は「モテたい」だとして、いつまでもその意識を強く持っていたら…結果的に「モテない」のです。
「モテたい」という気持ちでバンドを続ける人よりも「自分の音楽を届けたい」と続けている人の方が魅力的に見えるし、「お金がほしい」だけで仕事をしている人よりも「お客さんのために役に立ちたい」と夢中で仕事をしている人の方がカッコイイなあと思いますよね。
恋にせよ仕事にせよ、努力が逆効果になってしまわないように、必死にではなくあっさり「願いが叶う」と刷り込んでおく。潜在意識をうまく活用してみてくださいね。
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