自分にとっての「気づき」の転機がどこで訪れるのか。それは、運によるところがあります。運とは人が運ぶことによってもたらされるもの。それを忘れなければ、必要なタイミングでその機会は訪れることになるでしょう。
きょうは、あなたにとって大切なことは必要なタイミングに訪れるというお話をしたいと思います。
問題意識が導く「気づき」
人生を変えるきっかけには、いつもそこでの「気づき」となるものがセットにあるもの。つまり「気づき」があれば、9割は人生の転機をものにできるといっても過言ではありません。その気づきを導くためには、いつもと違う問題意識を持てるか否かにかかっています。
フランスの文学作品『星の王子さま』の話のなかでも「大切なことは目に見えない」といわれているように、新しい可能性は、いまのあなたから遠く離れたところにあるとは限らないもの。
パートナーとのめぐりあわせもそのひとつです。急に素敵な人が現れるのではなく、これまで自分の前にいたけれども、自分のよさや相手のよさに気がつけてあげられなかったために、お互いの想いを見落としてしまっていただけのこともあるでしょう。
大切な相手の存在は「物理的に目の前にいる」という場合だけではなく、あなたを取り巻く環境のなかにその可能性となる存在がいるという意味も含まれます。
「チャンスを手にするためにどうしたらよいだろうか?」と思い巡らすことは、逆にそうした自分の環境のなかに「チャンスがない」という現実を受け入れてしまっていることにもなる。だから、「いつもと違う問題意識を持てるか否か」が重要になってくるのです。
チャンスを手にしているか、逃しているか
ここで問いかけを変えましょう。「願っていたチャンスを手にした自分であれば、どのように振る舞っているのだろうか」と視点をズラして考えてみてください。
現状のひとつ先の「理想の未来」にいるであろう「未来の自分の思考」を現在の自分ができているのなら、日々の生活のなかでチャンスが訪れたときに逃さない心の準備が整っているでしょう。
逆に、理想の自分と現在の自分の思考にギャップがあるのなら、残念ながらチャンスを逃してしまっている可能性があります。
これから大切になるのは、あなたにとってひとつ先のゴールである「未来のあなた」からみたときに、現在のあなたはどうあるのか常にフォーカスを当て続けること。そして、理想にふさわしい自分に向けて、自身を高め続けていくことです。ここぞというときにチャンスを掴めるよう、意識してみてくださいね。
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