こんにちは、婚活FP山本です。今回はメルマガ読者の30代前半・独身女性から、「彼の仕事が新型コロナウイルスで打撃。結婚すべきか悩んでしまう。どう思う?」と、彼氏との結婚についてご相談いただきました。
当人は年収400万円の正社員女性。彼氏は30代後半で、昔は年収500万円でしたが、いまや300万円になり、今年はさらに厳しいかもとのこと。交際は約2年で、プロポーズ等はまだないものの、少なくとも新型コロナ前は互いに意識していたそうです。
肝心の新型コロナの影響が未知数ななかですからね…。同種の相談は、けっこうな数を受けました。新型コロナが落ち着いてからでは遅いですし、最低限の判断材料を持っておきましょう。今回は、新型コロナで悪影響を受けた男性との結婚について、大切なポイントをお伝えします。
結婚には、最低いくら必要?
さて、まずは基本ですが「最低世帯年収を基準に、数字で苦労を計る」。婚活FPとしては、最初にこれをおすすめします。
概算で、結婚に必要な最低世帯年収は600万円です。この年収なら子どもひとりは十分育てられますが、日ごろは節約を徹底し、約70歳まで働く必要があります。
つまり、そろって現状の年収を維持できるなら、上記を基準に、多少の余裕を持った結婚生活が可能です。彼氏の年収も200万円なら、まだ何とかなります。
ただし、今後あなたの年収も落ちる可能性があり、仮に世帯年収500万円になれば100万円追加の必要があり、折半で考えてもひとり50万円の年収アップが必要です。1カ月あたり約4万円、バイト換算なら週給1万円、土日に5時間ずつのバイトが必要ともいえるかもしれません。
この苦労を、ともにすることができるでしょうか?もう100万円落ちれば、さらに倍の苦労が必要です。もちろん、ここまで必要かどうかはわかりません。しかしいまは、これがひとつの判断材料でしょうね。
少なくとも、ラクはできない結婚の可能性は高いです。それでも彼と結婚したいか、少し考えてみましょう。