こんにちは。ダイエットアカデミー代表の上野啓樹です。
疲れ果てて夜はグッタリ…という人もいれば、夜の時間にも趣味を楽しんだり、体を動かしたりと、精力的に活動できる人もいます。両者はいったい何が違うのか、きょうはそんなお話をしたいと思います。
元気でいたかったら、食べ過ぎない
人間がごはんを食べて満たされた気分でいるころ、胃は流れてきた食べ物の消化を始めます。そしてこのとき、食べ物を消化する際に欠かせない役割を果たしている「酵素」という物質が活躍します。酵素とは、体内でつくられているタンパク質の一種です。
人間の体内にある酵素は、主に消化酵素と代謝酵素の2つにわかれます。人は消化酵素で消化した食べ物をエネルギーに変え、それを代謝酵素の助けを借りて、あらゆる生命活動に使っています。
消化酵素と代謝酵素は種類が違いますが、もともとは同じ酵素ですので、どちらかを消費すれば、その分もう一方に使える酵素が減ります。
例えば、風邪を引いて体力がなくなれば、代謝により多くの酵素が使われて食欲が落ち、食べ過ぎると消化により多くの酵素を使うために、肌が荒れるといったことが起こります。
つまり消化に使う酵素を少なくできれば、その分、ほかの活動により多くの酵素を回せるということです。
エネルギーの源、食物酵素を摂取せよ
さらに、消化酵素を節約できる方法としておすすめなのが、食べ物に含まれる「食物酵素」を利用することです。
食物酵素は、生野菜や果物、生の肉や魚、納豆、味噌などの発酵食品に含まれています。熱に弱いため、50度以下で調理する必要があります。
ですから食事をする際には、
- サラダなどの生野菜を献立に加え、先に食べる
- 大根おろしや刺身に付いているケンを上手に取り入れる
- 蒸し野菜にする
などといった工夫をすると、食物酵素を消化に利用することができます。
それを数字で表すとこうなります。
ある人の体内に使える酵素が10あって、普段は代謝酵素に5、消化酵素に5を消費しているとします。
その人がステーキを食べる際に、いつもなら消化酵素5を使うところを、大根おろしを一緒に食べることによって、食物酵素1がプラスされます。それで消化に使う消化酵素が4で済めば、代わりに代謝酵素を6まで使えるようになる、ということです。
式で書くとこんな感じになります。
酵素10−(消化酵素5−食物酵素1)=代謝酵素6
いかがですか?
カラダを維持するのに大切な役割を果たしている酵素。消化に使う酵素を節約できている人は、夜も元気です(そういう意味ではなく)。
食べ過ぎたり、変なものを食べたりして、消化酵素を使い果たしている人は、夜はもうグッタリですが、酵素の余剰がある人は、夜の時間も掃除とか読書とかウォーキングとかいろいろするエネルギーが残るんです。
ぜひ、きょうから
- 消化のよいものを食べる
- 食べ物をよく噛む
- お腹いっぱい食べない
- 食物酵素の力を借りる
といったことを意識してみてください。コンディションが上がること間違いなしですよ!
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