マウンティングする人の心理とは
あなたのまわりには、なんでもマウンティングしてくる人っていませんか?
マウンティングしてくる人は、使えるものは何でも使って反射的に「いかに自分がすごいか」を相手に示そうとします。
「私だって…」「私の方が…」「私の友だちが…」「私の親は…」「私の先輩で…」など、たとえそれが嘘か本当かを確認できないような眉唾的な内容だとしても、とにかく反射的にマウンティングを仕掛けてきます。
こういう人が身近にいて、何かにつけてマウンティング攻撃を仕掛けられ続けていると、いつしか「ありのままの自分」に劣等感や罪悪感を感じるようになって、「私が人よりも劣っているからマウンティングされる」「マウンティングされる私が悪い」みたいに思っちゃって、どんどんありのままの自分を抑圧してしまう(させられてしまう)ことがあります。
なので、こういう悩ましい人間関係にいるという人は、「マウンティングしてくる人は、実は自分に自信がないことを必死になって隠そうとしているだけ」ということを知っておくことで、マウンティングされても「一向に受け取らないし、気にも留めない」という心構えを持っておくといいと思います。
マウント話は「受け流す」が正解
そもそも、なにかにつけてすかさずマウンティングしてくるということは、言い換えれば、常にマウンティングの機会を狙って「臨戦態勢」にいるということですね。
でも、どうしていつも臨戦態勢なのでしょうか?
それは、とにかく素早く自分の優れているところをまわりに誇示することで、
- まわりから攻撃される不安を解消したい
- まわりに弱い自分がバレることを防ぎたい
- いち早く自分のポジションを高くしておかないと安心できない
などといった、根深い自信のなさをカバーしたいと思っているからです。
マウンティングする人は、そもそも誇示することだけが目的で、普通にコミュニケーションするつもりがなかったりするので、自分がマウンティングできさえしたら会話にはあっけなく興味関心がなくなります。
自分のポジションを守ろうとしているだけで、他者を傷つけようとまでは思っていなかったりするんです(傷つけようと思っている人もいますが)。
なので、その人がマウンティングを始めた際には、「ああ、また始まったか~。ハイハイ」と聞いているフリをして流しておけばいいだけのこと。
とまあここまでは、よく耳にする話かと思います。ただ、こんな上っ面の「お手軽系癒し話」をしたいんじゃないんです。今回の話はここからが本題です。