みなさま、こんばんは。思春期・発達障害療育専門カウンセラーの飯塚ひろみです。きょうは、「孤独」について、みていきましょうね。
さて、子育てで悩みはつきもの。子どもの成長は嬉しいけれど、それ以上にさまざまな悩みや心配事があって、一喜一憂してしまうことがありますよね。
こうした悩みや心配事は、子どもを愛しているからこその証。「我が子には幸せになってほしい」「苦労してほしくない、悲しい顔をしてほしくない」こうした親心の表れなのだと思います。
きょうはそんな悩んだときのための「相談の鉄則」についてお話したいと思います。子育てはもちろん、どんな悩みを解決するときでも役立つので、ぜひご覧くださいね。
心が発する「SOS」
小さな悩みであれば、時間が経てば解決していきますが、思春期を迎え反抗期に入り、学校で進路や受験など人生を左右する出来事で忙しなくなってくると、悩みもグッとレベルを上がっていきます。
- うざい・うるさい・キモイ・あっちいけ!といわれる
- 勉強の話になると無口不機嫌になる
- 進路の話をしたいのにキレられる
- 人生にやる気が見えなくて困っている
など、ご家庭によって悩みはさまざまでしょう。思春期の子育てで1番多いのが、こうした子どもの反抗的な言動に「何をどうしたらいいのかわからない」「何が起こっているのかわからない」と、子育ての迷路に入ってしまっているケースです。
打つ手がない、何もできない状況は、とても苦しいですよね。特に母親は、我が子のために何かしたいと思う生き物なので、打つ手がない状況は真綿で首を絞められていくような息苦しさでしょう。「私の子育てが間違っていたんじゃ…」うまくいかない現状に、最後には自分自身を疑い、責めてしまう方もいると思います。
こうした状況を脱出する唯一の方法は「孤独にならない」ことです。この「孤独」とは「ひとりきり」という、表面的な孤独を意味するものではありません。家族や友達がいても、自分の悩みを打ち明けられない状況であればそれは「精神的に孤独を抱えている」状態です。自分の心が独りぼっちで彷徨っている状態なのです。