なんで私ばっかり?
自分の心を見つめる時間を作り、余計な考えから自由になる。それは、幸せな結婚をするための「準備」でもあります。
とはいえ、「自分の心は全然見つめていない。経済的にも、精神的にも親から自立できているわけでもないのに、結婚できている人がいる。それなのにどうして私ばかり自分の心を見つめたり、精神的に親から自立することを考えなくてはいけないの?それって、不公平じゃない?」と思うかたもいるでしょう。
できることなら、そんなことをせずに結婚したい。わかります。私も「なんで私ばっかり、こんなにも心を見ないといけないわけ?もういいでしょ?」と何度も、何度も思いました。もっと楽に結婚できている人もいるのに、どうして「自分の心を見つめないと結婚できない」なんていわれなくちゃいけないのと思ってしまいますよね。
自分の心を見つめないと結婚できないのは、「結婚したくない」という思いなどが隠れている心理的障害をクリアにするためです。
もちろん、そんなことしなくても出会える人もいるのだから、必須というわけではなさそうですよね。でも結局、いま誰かと出会えているわけでもないし、結婚できると思えているわけではないのなら、自分の心を見つめてみたらどうかなという提案なのです。
結婚することだけが「目的」で「ゴール」ならば、心の問題を見ようが見まいが、関係なくなります。でも結婚は「スタート」です。結婚すると、いろんなエゴ的問題が現れてきますから、その前に自分を大切にすることや周りの言葉に振り回されない軸を作ることは、結婚をよりよいものにするために役立ちます。
何もしないで結婚してしまうと、結婚後にそれに気づいて、あとから自分の心を見つめる必要が出てきます。結婚していないのなら、いま先に見ておくべきなのです。
人生の目的が、自分を大切に、自分を幸せにするために、自分のミッションを果たすことならば、「いつ心を見るのか」という違いなだけで、実は本当は何にも不公平ではないんですよ。
もちろん、早く相手を見つけられている方がいいと思ってしまいますよね。本当に、そうです。そしたら、未来を想って暗くなる必要もないし、なにより寂しい週末を1人で過ごす必要もなくなるわけですし…。
でもやっぱりいまいないのなら、それを受け入れて、いまの自分をたくさん大切にしてあげて、結婚の邪魔をする障害を取り除いてあげてください。
そのためにできることは、いまここで、自分を大切にしてあげること。いまここで、できることに集中すること。結局ここに戻ります。
いろんなことを考えてしまうかもしれないけれど、きょうも自分を大切にしてあげてくださいね。
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。