あなたには、「やりたいこと」がありますか?いま、「本当にやりたいこと」ができていると思いますか?
いざ、何かを始めてみようとする段階になって、こんなふうに悩まれる方が多くいらっしゃいます。
- やりたいことがない・見つからない
- 自分のしたいことがわからない
- 本当にやりたいことがわからない
私も、このように悩んでいた時期が長くありましたので、お気持ちはよくわかります。ですが、実は上記の3つはそれぞれ少しニュアンスが違うんです。きょうはいっしょに、1つずつ考えてみることにしましょう。
「やりたいこと」がないって本当?
「やりたいことがない」というのは、本当なのでしょうか?「やりたいことがない」のなら何もしなければいいだけなのに、どうしてわざわざ「やりたいことがない」と悩んでいるのでしょう。
何かを始めたいのであれば、まだ何も始めていない段階で「やりたいことがない」という結論は、出したくないはずですよね。この場合はもしかしたら、「何かを始める」ということに対して、面倒くささが勝っている状態なのではないでしょうか。
なんで「したいこと」がわからないんだろう
「自分のしたいことがわからない」というのもよく似た状態だと思うのですが、こちらは不安やためらいが大きく、何かを始める前に考えすぎて行動できない・怖いので動けないといった状態にあるかと思います。
たとえば、初めて山登りをするときなどに、何もせずに考える時間を長くとっていると、「大変そうだなぁ」とか「本当に登れるのだろうか」という不安が大きくなってくるのは当然のことですよね。
つまり、そういうときには「やりたいこと」ではなく、むしろ「やりたくないこと」を考え始めてしまっている状態で、実際は答えを出したくないというのが本音になります。
「ないからできないし…」とか「わからないので仕方ないから…」と考えることによって、何かを始める必要がなくなるようにしようとする心理が働いているのです。