婚約指輪、結婚指輪は必要か?
プロポーズは結婚にいたるまでの大きな節目でもあり、一生の思い出に残る素敵な時間。そして、そのプロポーズを彩る「エンゲージリング(婚約指輪)」も、ふたりが結ばれるうえで大切な役割を担っています。
2019年、お笑い芸人の山里亮太さんと結婚した女優の蒼井優さんが、結婚記者会見で「婚約指輪を断った」ことを明かし話題になりました。最近は「婚約指輪は要らない」「結婚指輪の交換もしない」「指輪の代わりに思い出に残る体験がしたい」と考える女性も増えているようです。
蒼井優さんは、茶目っ気たっぷりに「婚約指輪をもらっても年内になくす自信があるから」と、「指輪を買うお金は、何かを一緒に経験することに使ってほしい」と話していましたが、筆者のまわりにも「婚約指輪や結婚指輪は要らない」と彼に伝え、その代わりに海外旅行に行き、マンション購入資金を貯めたといっていた友人がいます。
結婚前提で同棲し、同棲時から家計をひとつの財布で管理していた彼女だからこその現実的な選択だと思いましたが、「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」によると、婚約指輪について「昔から憧れていた」と回答した女性が51.8%、「婚約の証としてつけていたい」と回答した女性が34.7%、一方で「婚約指輪にお金をかけるのはもったいない」と回答した女性は28.2%と、まだまだ「婚約指輪をもらいたい」と考える女性の方が多いようです。
それでは、女性たちが昔から憧れていた婚約指輪の相場は、一体どれくらいのお値段なのでしょう?
婚約指輪は、まだ給料3カ月分?
かつて「給料3カ月分」が相場と言われていた婚約指輪、令和になったいま、男性はどれくらいの価格帯のものを女性に贈っているのでしょう?
「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」による「婚約指輪にかかった金額」の平均は36.8万円だそうです。「給料3カ月分」よりは少し安くなっている印象ですね。
- 10万円未満 4.1%
- 10〜20万円未満 9.6%
- 20〜30万円未満 20.5%
- 30〜40万円未満28.1%
- 40〜50万円未満15.5%
- 50〜60万円未満8.2%
- 60〜70万円未満4.1%
- 70〜80万円未満5.3%
- 80〜90万円未満1.2%
- 90〜100万円未満 なし
- 100万円以上 3.5%
年収にもよりますが、ボリュームゾーンは20〜50万円なので、だいたい給料1〜2カ月分がいまの相場といえるのかもしれません。
また同調査によると、婚約指輪の決定者は「夫」41.4%、「妻」21.4%。「2人で」35.6%で、夫が選ぶ場合が多いようです。プロポーズと同時にサプライズで渡すために、自分で選んでいるのかもしれませんね。