本から学ぶ際の「5つのコツ」
1.「肯定的な動機(目的)を持って本を読むこと」
「苦しい現状から抜け出したい」このように何かを避けようとする回避的な動機ではなく、「こうなりたい!」という明快で肯定的な強い動機を持つことです。具体的には「この本から私が生き生きと生活する方法を学ぶぞ!」といったイメージです。
肯定的な動機以外の部分は全部スルーしながら読むといいですよ。ここ、とても大切なので繰り返しますが、本は最初のページから読むのではなく、「肯定的な動機を達成する部分だけ読むこと」です。
2.「学んだことは最低でも2カ月はやり続ける」
例えば、「出来事・思考・感情・行動を記録して客観的に見る練習をしましょう」と本に書いていたなら、それを最低でも2カ月は続けるということです。
その昔、人が習慣を身につけるには21日間かかると本で読んだ記憶があって、なんかのセミナーでもそう教わった記憶があったのですが、イギリスの大学の研究論文によると「平均で66日間やり続けること」なんだそうです。
もちろん人によって長短は変わると思うのですが、まずは最低でも平均期間は徹底的にやり続けることですね。それも勝手にオリジナルな工夫をするのではなくて、まずは書いてある通りにやり続けましょう。
3.「あれもこれもと読み漁らない」
なんとなく気になった本を買ったなら、その筆者の本以外は勇気を出して情報をシャットアウトすることです。
「ほかにもっといい情報があるんじゃないか?」「もしかすると、私はもっと大変な状態なんじゃないか?」そう考えてあれやこれやと手を広げ、情報過多になって自ら混乱を招かないようにしましょう。
そのためには、まずは信頼できる著者かどうかを事前にチェックされておくといいですね。