今年も6月に突入し、九州方面ではすでに梅雨が始まっています。
しとしとと降り続く雨、空気中のジメジメ感。そんな季節に多くのかたが感じているのが湿気による不快感や、生活上のさまざまな困りごとです。
今回は、そんな梅雨時の自宅の湿気対策についてのアンケート結果をもとに、どんな悩みが多く、どう対策しているのかを詳しくご紹介します。
約9割が「湿気に悩んでいる」と回答!その実態とは?

image by:PR TIMES
アンケートによると、「梅雨時期に自宅内の湿気やカビに悩みがある」「多少ある」と答えたかたは、全国で実に91.8%、関東では92.3%と、ほとんどのかたが湿気に対する何らかの悩みを感じていることがわかりました。
特に高い割合を示したのは、埼玉県南部(96.7%)や東京都23区外(95.7%)といったエリア。住居タイプではファミリー向けマンション(97.4%)や単身者向けアパート(92.9%)が上位を占め、集合住宅に住むかたほど湿気に悩まされている傾向が見られました。
梅雨時の「生活の悩み」ランキングTOP6
実際にどんな湿気トラブルが多いのでしょうか? アンケート結果をもとに、悩みごとのランキングを見ていきましょう。
5位 窓などの結露(全国 35.1%)
意外と多かったのが「窓の結露」。湿気によってガラス面に水滴がつきやすく、カーテンや窓枠にカビが発生するリスクも高まります。
4位 洗濯物のにおい(全国 42.1%)
「洗濯物のにおい」が気になるという声も多数。生乾きのままにしたりすると、湿気によって衣類に雑菌が繁殖しやすくなるため、消臭対策も必要です。
3位 水回りの湿気・カビ(全国 52.3%)
特にお風呂や洗面所などの水回りは湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい場所として不安視されています。
2位 部屋の湿気(全国 64.3%)
家全体が蒸し暑く、ジメジメとした不快感を訴えるかたも多数。「気力が奪われる」といった心理的な影響を感じるというかたもいました。
1位 洗濯物が乾かない(全国 72.2%)
最も多かったのが「洗濯物が乾かない」という声。雨が続いて外に干せない、室内干しで部屋が湿る、においが気になるなど、多くの人にとって深刻な問題です。
- <回答者の実際の声>
- 「ベランダが小さいので洗濯物を干すスペースが限られており、室内干しをすることで毎回部屋全体が湿って湿気が多くなってしまいます。浴室乾燥機を毎回使用すれば電気代が高くついてしまいますし、どうすればもっと楽に乾かせるようになるのかいつも考えていて疲れます」(30代・看護師)
- 「除湿器がないと部屋が物凄くじとーっとして気持ち悪い感覚になり気力も奪われます」(40代・在宅ワーク)
- 「クローゼットなどの収納スペースの湿気が特に気になりますが、物が多いので空気を循環させられないと感じています」(40代・会社員)
- 「衣類だけでなく電気機器も湿気の影響を受けて壊れてしまうことです」(50代・会社員)
- 「梅雨時は、浴室や洗面に窓がないこともあり、じめじめが酷いです。換気扇をまわしても、スッキリすることもなく、カビ問題にこまります」(50代・自営業)
6位以降の回答はこちら↓

image by:PR TIMES
みんなが実施している「梅雨の湿気対策」ランキング

image by:PR TIMES
「梅雨の湿気対策はしていますか」と質問してみたところ、約8割(関東80.3%・全国79.0%)のかたが「梅雨の湿気対策をしている/多少している」と回答しました。
それでは、みなさんはどのように湿気対策をしているのでしょうか?実際に行っている対策として挙げられた項目をランキングで見てみましょう。
関東第6位/全国第5位 衣類乾燥機の使用(全国 21.2%)
洗濯物が多い家庭では、「衣類乾燥機を使用」することで干す時間の短縮や臭い防止に役立っているようです。
4位 サーキュレーターの使用(全国 30.9%)
「サーキュレータを使用」することで空気の循環を促進し、湿気を溜め込まない工夫として取り入れているかたも多数。
3位 除湿機/エアコンの除湿機能の使用(全国 41.8%)
電気代が気になるとはいえ、湿度を下げるにはやはり除湿機やエアコンといった「除湿家電の使用」が効果的です。
2位 こまめな換気(全国 46.6%)
窓を開けたり換気扇を回して「こまめな換気」をすることで、こもった空気をリフレッシュするという意見も多く見られました。
1位 除湿剤の使用(全国 51.4%)
クローゼットや押入れなどの収納スペースに置くだけの「除湿剤の使用」が手軽にできるということもあり一番人気でした。
湿気のこもりやすい場所と“モノの多さ”の関係

image by:PR TIMES
「梅雨時期は家の中がこもっているように感じる/多少感じる」と回答したかたは、93.9%にも及びます。
そこで「特に湿気のこもる場所はどこ?」と聞いてみたところ、最も多かったのは「お風呂/洗面所」(全国 76.0%)、続いて「クローゼット/押入れ」(全国 49.9%)でした。
クローゼットや押入れなど収納スペースでは、モノが詰め込まれていることで空気が循環せず、湿気がこもりやすい傾向があります。
そのほかにも、「寝室」(全国 42.7%)や「リビング/ダイニング(全国 36.0%)」、「玄関」(全国 27.2%)と続いています。
- <回答者の実際の声>
- 「除湿剤を使用していますが、衣服が多いせいでしっかりと効いていないんじゃないかと不安です」(30代・主婦)
- 「季節物の収納をしているところの湿気が気になる。布団などは持ち上げて換気などをしている」(30代・不動産事務)
- 「ハンガーにかけている服がびっしりで隙間がないので通気性が悪いと感じる。長く使っていない服にカビが生えることもあるので困る」(50代・無職)
- 「自宅にものが多く、湿気が溜まりやすい場所があると思うが上手く片付けられない」(30代・専業主婦)
- 「服などが多いと、そこに湿気がたまっているような感じがして、処分する必要があると思っていますが、なかなかできていません」(30代・会社員)
- 「洗濯物を室内干ししており、そういう意味でも室内にものが多い状況があります。換気もあまりしないため、湿気についてはそれが原因かもしれません」(50代・自営業)
収納不足の解消に!トランクルームという選択

image by:PR TIMES
湿気が気になる梅雨の季節、自宅の整理整頓や断捨離を進めるには収納スペースのゆとりが不可欠です。
実際に、「湿気対策の一環として整理整頓や断捨離をしたいと思いますか」と聞いた調査では、「したい/多少したい」と回答したかたが69.4%という結果が出ています。
- <回答者の実際の声>
- 「まずは洗濯ものの量の問題です。そのためには、古い服、タオルなどを断捨離して、できるだけ効率的に家事しようしていきたいとおもいます」(50代・会社員)
- 「まず物が多いとカビが発生していても気づかないという問題があると思います。例えば壁の手前にびっしりと物があると、奥の壁のカビに気づかないというイメージです。まずは自宅のものを捨てる、そして自宅で物をおくときに、隙間を意識するようにすることで、カビ等に気づきやすくなりますし、風が抜けることでカビの防止にもなると思います」(50代・会社員)
- 「梅雨の時期は、衣替えの時期でもあるため、各部屋は荷物でいっぱい」(50代・自営業)
- 「クローゼットが服でいっぱいでジメジメしている感じがするので服を減らしたいが、ありすぎてなかなか手を付けられず困っている」(30代・専業主婦)
- 「湿気やカビ対策として衣服を余裕のある空間に保管したいが、新たな収納スペースの確保や棚を置く場所がない」(30代・専業主婦)
- 「収納場所がなくて整理整頓が出来ません」(20代・会社員)
また、多くのかたが「モノを減らして通気性をよくしたい」と考えている一方で、「収納スペースが足りない」「どこから手をつけたらいいのかわからない」といった声も。
そんなかたにおすすめなのがトランクルームの活用。以下のようなメリットがあります。
- シーズンオフの衣類や家電を保管できる
- 通気性を確保しやすくなるためカビ対策にも有効
- 自宅の収納がスッキリして掃除・整理整頓がラクに
- 生活空間が広がり、室内干しスペースにもゆとりが生まれる
特に収納スペースに困っているかたが多かった千葉県北部や神奈川県西部などでは、地域に合ったトランクルームのニーズが高まっているようです。
まとめ
今回の調査から、梅雨時期に湿気やカビに悩むかたが非常に多く、それに対する対策や意識も高いことがわかりました。
梅雨のジメジメ対策として、除湿機や除湿剤だけでなく、“収納を見直す”ことも重要なポイントです。
必要なモノと不要なモノを仕分け、自宅の中の空気の流れをよくすることが、快適な暮らしへの第一歩になります。
今年の梅雨は、湿気を味方につける収納習慣で、いつもよりちょっとスッキリした気分で過ごしてみませんか?
- source:PR TIMES
- image by:Shutterstock.com
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。