都会では「車を持たない選択肢」も、もはや珍しくない時代になってきました。便利な反面、維持費や駐車場代などのコストもかかる「マイカー」。
そんな中、実際に車を持たない生活を選んでいる人は、どんなメリットを感じているのでしょうか?
株式会社AlbaLinkが実施したアンケート調査では、車なしの生活を送っている433名が「車を持たないことの利点」について回答しています。
その調査結果をもとに、ランキング形式で「車なし生活のメリット」をご紹介。実際の声を交えながら、車を持たないことのリアルを紐解いていきます。
必要ない?車を持たない理由とは
5位 事故が怖い(5.1%)

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「事故が怖い」という理由が5位にランクイン。特に「自分が加害者になったらどうしよう」という不安を挙げるかたが多く見られました。
安全運転を心がけていても、ふと気が緩んでしまったりすれば交通事故の危険性は高まります。
不安や恐怖から車を避ける選択は、精神的な安心感を得たいかたにとって大きな意味があるでしょう。
4位 免許がない(6.0%)
そもそも「運転免許を持っていない」というかたも一定数いました。
若い世代を中心に、「都市部に住んでいる」「車を使わなくても生活に不便を感じない」「免許取得のための費用・時間をかけたくない」といった理由から免許を取る必要性を感じないと考えるかたが増えています。
現代では免許がなくても不自由しない社会になりつつあるのかもしれません。
- <回答者の実際の声>
- 「地方都市住まいのときは車を持っていましたが、都市部に引っ越した際に車を手放しました。現在は中都市に住んでいて、車が必要なときはレンタカーで十分です」(50代 男性 千葉県佐倉市)
- 「都心部に住んでいるため、電車とバスで生活できる」(30代 女性 東京都足立区)
3位 運転が苦手(21.0%)
「運転に自信がない」「運転するのが怖い」という心理的ハードルも、車を持たない理由として多く挙げられました。
ストレスや不安を減らすために、あえて「持たない」選択をする人が一定数います。
- <回答者の実際の声>
- 「車の運転が得意ではない」(40代 女性 山口県光市)
2位 必要性を感じない(46.7%)
続いて多かったのは、「車がなくても生活に支障がない」という回答です。
都市部を中心に、交通網が発達している地域では、電車やバス、シェアサービスの活用で十分に暮らせると考える人が増えています。
「車が必要だったのは昔の話」という実感が、特に若い世代を中心に広がっているようです。
- <回答者の実際の声>
- 「公共交通機関が充実しており、徒歩圏内で生活できる環境でもあるため」(20代 男性 北海道札幌市)
- 「都心部に住んでいるため、電車とバスで生活できる」(30代 女性 東京都足立区)
1位 お金がかかる(55.9%)

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最も多かったのは「お金の問題」です。車は購入費用に加えて、「駐車場代」「ガソリン代」「保険」「税金」「車検」など、所有しているだけで継続的に費用がかかります。
多くのかたが「費用に見合わない」と感じており、特に都市部では「車を持たなくても生活できるのに、持っているだけでお金がかかる」という不合理さが、手放す決断の後押しになっているようです。
- <回答者の実際の声>
- 「利用時間が短くほとんど駐車場に止めっぱなしなのに、「駐車場代」「保険代」「車検代」などの維持費がかかりすぎる」(40代 男性 神奈川県厚木市)
- 「お金がたくさんかかる」(40代 女性 山口県光市)