こんにちは。無料メルマガ「サッポー美肌塾」で“肌が育つ”スキンケアのHOW TOをご紹介しているサッポー編集室です。
「○○を食べるとニキビが…」「食生活が乱れると肌荒れが…」とよくいわれます。サッポーも、肌と食生活にさまざまな因果関係があることは否定しません。
しかし、「食生活が肌トラブルの原因だ」と思い込み、その改善にばかり一生懸命になって、一方で原因のほとんどを占めている肌の環境作り(スキンケア)がおろそかにしてしまうことの方が問題です。とはいえ、肌と食生活の情報を聞き「なるほど」と思えば、気になるもの。肌トラブルを抱えていたら、なおさらです。
きょうは、肌と食生活に関する情報のなかで、気になったものをピックアップし、サッポーの視点で解説していきます。
ニキビや肌荒れにNGな食材って?
ニキビや肌荒れに関して、世間でよくいわれるのは、以下のようなことです。
- お菓子、チョコレート、ナッツの食べすぎ、清涼飲料の飲みすぎに注意!
- 果物も糖分が多いものは、食べすぎに注意!
- ご飯やお餅、麺類、パスタなどの炭水化物(糖質)を摂りすぎない!
- 脂肪の多いお肉や油を多く使用した料理を控える!
何でも過剰摂取するのは、身体によくないのは当たり前です。しかし、「どうしてよくないのか?」の理由を見ると、多くは「脂肪分や糖分を摂りすぎると、皮脂が増えるから」と解説してあります。皮脂が増えると肌がべたついたり、皮脂が詰まってニキビに発展したりするのは理解できますね。
でも、脂肪分や糖分を多く取ると、本当に皮脂が増えるのでしょうか?
答えは「NO」です。
皮脂が増えるのは、ダメージを受けたり、スキンケアを間違ったりして、肌のバリア能が低下することが原因です。バリア能が低下した肌は、皮脂を多く分泌することで肌を護ろうとする…というのが真の姿です。脂肪分や糖分の摂取量が増えると、肌上の皮脂が増えるということは一切ありません。
脂肪分や糖分、炭水化物(糖質)は、消化されたあと、全身の細胞で代謝活動に使用されます。この過程がスムーズに行われることこそが、肌だけではなく身体の健康に欠かせないのです。
消化・代謝には、さまざまな微量栄養素が必要なので、これらが不足することの方が問題です。それでは、微量栄養素とはどんなものなのか?次のページで見ていきましょう。