「巳の日」とは
4月3日(土)、15日(木)、27日(火)にやってくる「巳の日(読み:みのひ)」は、「財運の上がる日」とされる吉日のこと。干支の「巳」、つまり「蛇」が由来になっている縁起のいい日です。
「白蛇の夢を見た日に宝くじを買うと高額当選する」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。蛇は七福神のひとりで、財運の神様である「弁才天」の遣いであるともいわれています。
そのため「巳の日」にお金にまつわる願い事をすると、蛇が「弁才天」に届けてくれ、叶いやすくなるといわれています。また財布を新調したり、宝くじを購入したり、銀行口座を開設するのにも吉とされています。弁財天を祀っている神社にお参りするのもいいですよ。
一方で「巳の日」は、婚約や入籍、結婚には不向きな日とされています。なんでも弁才天様は、とても嫉妬深い女神様で、ラブラブなカップルを見るとヤキモチをやいてしまうからだそう…。でも徳の高い神様が人間に嫉妬するなんて考えられませんから、そこまで気にしなくてもよいのかもしれません。
「寅の日」とは
4月12日(月)と4月24日(土)にやってくる「寅の日(読み:とらのひ)」もまた、金運によいとされる吉日です。ただし、4月12日(月)は、何事も成就しないといわれる「不成就日(ふじょうじゅび・ふじょうじゅにち)」と重なることから、吉日とはいえず、4月24日(土)だけが2021年4月のうち「寅の日」の吉日となります。
寅(虎)は「千里を行って千里を帰る」といわれることから、この日に出て行ったお金は戻ってくる、この日に旅立った者は無事に戻ってくると伝えられています。そのため、旅行やお金にまつわること、例えば新しいお財布を使い始めたり、宝くじを買ったりするのによい日とされています。
寅の日にNGなことは、入籍や結婚式、お葬式です。「行ったものが戻る」という寅の日の意味合いが、「元の家に戻ってくる」ことを連想させるからです。また同様に、「死者がすぐに帰ってくる(成仏できずにさまよってしまう)」という風にも捉えられることから、寅の日に葬儀をすることを敬遠する人もいるようです。もし気になるようであれば、入籍や結婚式、お葬式は別の日にするとよいのかもしれません。
何かを始めようと思ったら、「思い立ったが吉日」。でも、ちょっぴり時間に余裕があるのであれば、古くから伝わる吉日のなかから、願いに合う日を選び、行動してみるのもいいかもしれませんね。
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