3.自分への敬意も、誰かへの敬意も見直そう
そもそも、何度も比べられないと書いてきましたが「サッカーとアメフトどっちが面白いか?」となると、サッカーにもアメフトにも失礼ですよね。
「サッカーのおもしろいところをプレゼンするね!そのあと、アメフトのおもしいところも聞かせてよ!」ならばとてもいいのに、「どっちが優れてるか?」と言った瞬間、両方ともに失礼です。ひとつの土俵ならばまだしもね。つまり比べると言うのは、敬意があったら絶対にできないんです。
比べることをやめて、違いを評価し合ったとき、いままでとは比べ物にならない生き方ができるでしょう。
自分と誰かを比べてしまうのは、自分への敬意も、誰かへの敬意も失ってしまってるという「敬意の不足」が引き起こしてるんですよね。これは、自分にも失礼だし、相手にも失礼な行為です。
お釈迦さんが生まれた瞬間、「天上天下唯我独尊」と言ったわけですが、まさにその言葉の通りです。
私もあなたも、すべての存在は、ほかに比べようのない自分だけの尊さを自覚して、簡単に言えば「自分の命をまっとうしようぜ!自分に生まれたのは意味があるんだから」という言葉です。
だから「比べてしまうのは、敬意を失っている」。基本原理の3点目は「自分への敬意も、誰かへの敬意も見直そう」です。
周りの人にも敬意を払わないと、自分のことは尊敬できません。「私は私を尊敬しながら生きる!」「私は私の一番のファンになる!」と生きていたら、比べることの馬鹿らしさがわかってくるはずです。
だって、私たちは比べようのない尊い存在だもの。だから比べ物にならない生き方ができるんだもの。そう思いませんか?
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