こんにちは、KOTOBAスクール主催のめしょんです。きょうは、「やる気」があふれてくる話です。
「やる気が出ないとき、どうしたらいいの?」と定期的に質問がくるのですが、わたしは「やる気」というものを信用していません。
だって、あったりなかったりするんだもの。「やる気あります!」と言ってる人が翌日にはやる気がないパターンもたくさんあるし、そんなふわふわしたものには頼りません。
スポーツの感動的なシーンや喜びを爆発させるガッツポーズのシーンなんかを見ると、「私もやってやる!」とやる気が出たりもしますが、本当に一時的なものであることが多いですよね(ずっと続くこともあるけれど)。
モチベーションも同じで、高かったり、低くなったりするもの。だからそんなもの、重要視しない。高かろうと、低かろうと、あまり問題ないと思うのです。
行動したら、「やる気」が出てくる
大事なのは、先に行動があること。それを覚えておいたら、「やる気」だの「モチベーション」だのに頼らなくて済みます。
「先に行動がある」というのは、やる気があるからやるのではなく、やるからやる気が出てくるということです。計算ドリルでも、やる気が出なかったらなかなかできないけど、2~3問だけってやってみると進みだすのと同じ。
やるから、やる気が出てくる。やると結果(成果)が出る。もっとやる気になってくる。
掃除でも、やる気が出なかったらなかなかできないけど、「ほんの少しだけ」って一部を掃除するとどんどんやってしまうようになるのと同じです。
行動があって「やる気」が湧いてくる。行動があって「勇気」が湧いてくる。行動があって「強気」になっていく。
先に行動があることが大切なんだと思うんですよね。だってそれを知っていたら、「やる気」も「勇気」も「強気」も「気」というものは全部、自分で生産していけるんだもの。
「こころ」っていうものの半分は自家製です。鼻歌を歌うとか、スキップするとか、元気な人しかしない行動をすれば、心が元気になる。「本日の自家製元気でございます!」と、心の中で元気が生産されます。
「メルロビンスの法則」
「とはいえ、その一歩目が踏み出せないんだよなぁ」という場合は、「先に行動がある」という法則にもうひとつつの法則をかけざんしましょう。
それは、メルロビンスの法則です。単純に「3、2、1、Go!」とカウントダウンするだけです。人間の脳とは本当にシンプルで、カウントダウンをするだけで、めんどうなことや、やりたくないことを始める勇気が湧き上がるようになっています。
お布団から出れないとき。なかなか掃除ができないとき。ダラダラしっぱなしのとき。そんなときに「このカウントダウンで動いたらめちゃくちゃいいことが起こる」って思いながら「3、2、1、Go!」とカウントダウンを始めましょう。
メルロビンスの法則を使って、とにかく、最初の一歩を踏み出す。「先に行動がある」とやる気が湧いてくるから、ほんのちょっとでいいから小さな一歩を繰り返す。
たったこれだけ。たったこれだけを意識するだけで、小さな一歩がたくさん生まれ、一日が大きく変わります。一日だけじゃ成果としてはわかんないかもしれないけど、30日後には?365日後には?気づけば、積み重ねた一歩一歩が信じられないくらい自分を先へ進めてくれています。
いま、「あの人めちゃくちゃすごい!」って感じている人は、めちゃくちゃ凄いことをやってるんじゃなくこういう一歩一歩を積み重ねた人だと思います。
大事なのは「やる気」じゃない。やる気が湧いてくる心の仕組みです。心は源泉だと思いましょう。元気も、やる気も、勇気も、強気も、陽気も、ぜんぶ自家生産です。
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