学校や職場、プライベートの人間関係にストレスを抱え、ほとほと疲れてしまっているというかた、あるいは家族や友人など大切な人が人間関係に悩んでいるというかたもいるのではないでしょうか。
私たちが人間関係に疲れてしまうのはなぜでしょう?また、人間関係を良くするコツはあるのでしょうか?
実は、スヌーピーやチャーリー・ブラウンでおなじみの人気コミック『PEANUTS(ピーナッツ)』は、ただかわいいキャラクターたちが愉快なストーリーを繰り広げているだけではなく、人間関係に効く深〜い名言の宝庫でもあるのです。
そこで今回は、「人間関係はなぜ疲れるのか?」ということを明らかにしたうえで、スヌーピーやチャーリー・ブラウンの名言から、悩み傷つき疲れた心をほぐし、人間関係を良くするためのヒントをご紹介します。ピーナッツの名言に触れることで、きっとあなたも自分自身を「TAKE CARE」できるようになるはずですよ!
- いますぐ心をほぐしたい方は、PEANUTSの新しいプロジェクト「TAKE CARE WITH PEANUTS」の新作ショートムービーを、まずはチェックしてみてくださいね。
人間関係はなぜ疲れるのか?
人間関係に悩む人は後を絶ちませんが、その原因はいったい何なのでしょうか?
セラピストの安宮正敏さんはby themの記事のなかで、『人間関係において疲れやすいというかたは「相手はどう思っているのだろうか?」「相手は喜んでいるだろうか?」「相手に嫌われていないだろうか?」と、自分よりも相手のことを意識しすぎている人が多い』と伝えています。
また、『「相手は相手、自分は自分」という風に考えられるようになるには、相手と自分を区別するための明確な境界線を持つこと、つまりしっかりとした「自分軸」を持つことが大事だ』とアドバイスをしています。
みんなに好かれたい、人の輪の中にいたい、たくさんの人と仲良くしたい、人に嫌われるのが怖い…そんな気持ちから、自分と合わない人と仲良しくしたり、気に入られようと思ったりすると、つい相手の意見に流されてしまったり、自分を繕ってしまったりすることがあるものです。その結果、人間関係をツライ、しんどい、疲れると感じてしまっている…心当たりはありませんか?
人間関係に効く「ピーナッツ」の名言
そんなかたは、「ピーナッツ」に登場するスヌーピーやチャーリ・ブラウンの言葉から、人間関係をよくするためのヒントを探ってみましょう。
人生を前向きに歩むためのヒントが詰まっている彼らの名言。相手を気にしすぎて疲れてしまう人が、自分軸で生きられるようになるための、ひとつめのセリフはこちら。
I don’t have time to worry about who doesn’t like me.
I’m too busy loving the people who love me.
僕のことを好きじゃない誰かのことでくよくよする時間はないんだ。
僕は、僕を大好きでいてくれる人を大好きでいるのに忙しすぎるから。引用:完全版ピーナッツ全集(河出書房新社)
「誰かに嫌われたって大丈夫。それよりもあなたを大事にしてくれる人たちに目を向けて!」というスヌーピーからのメッセージです。
すべての人に好かれる人なんて、この世に存在しません。だから、無理して相手に合わせたり、自分を取り繕ったりせずに、自分を好きでいてくれる人、ありのままの自分を受け入れてくれる人との時間を大切にしませんか?
「人に嫌われたらどうしよう…」という恐れを捨てると、少し気持ちがラクになり、人間関係の疲れやストレスが軽減するかもしれませんよ。あなたのことをよく思わない人に大切な時間を割くのはもったいない!
A friend who understands your tears is much more valuable than a lot of friends who only know your smile.
君の笑顔しか知らない多くの友だちよりも、君の涙を理解する1人の友だちのほうがはるかに価値があるよ。引用:完全版ピーナッツ全集(河出書房新社)
こちらはスヌーピーの飼い主、チャーリー・ブラウンの言葉。
筆者は10代の終わりにひどい失恋をしたのですが、そのときに、長い付き合いの親友が贈ってくれたメールを忘れられません。
「あなたのいいところ」という件名で届いたそのメールには、彼女の思う「筆者のいいところ」が5つ書かれていました。その内容はもう忘れてしまいましたが、「誰かに否定されても、自分にはいいところもある。そして、ありのままの自分をいいといってくれる友だちがいる」ということがとても心強く、そのおかげで立ち直れたことを思い出します。
浅く広い人付き合いをするよりも、狭くても深い人付き合いをするほうが、QOL(Quality Of Life)だって高まるはず。自分を取り繕ってたくさんの人に愛されなくても、たったひとりでも本当の自分を理解してくれる人がいればいいのです。
自分軸で生きれば、きっと人にもやさしくなれる
スヌーピーの名言のひとつに、「I also love me!(ぼくもぼくを愛してる!)」というセリフがあります。とても素敵だと思いませんか?
多くの場合、「愛してるよ」といわれたら、「ぼくも“あなたを”愛してるよ」と返すものですが、「ぼくも“ぼくを”愛してる!」と返すスヌーピーの自己肯定感の高さ。これこそが、人間関係に悩む人たちがもっとラクに生きるためのヒントといえるのかもしれません。
Be yourself. No one can say you’re doing it wrong.
自分らしくいて。誰も君が間違っているなんて言えないんだから。引用:完全版ピーナッツ全集(河出書房新社)
こちらも「自分らしくいることがもっとも大切だ」というスヌーピーの名言です。
「相手はどう思うのか?」「相手に嫌われないだろうか?」という他人軸を捨て、「自分はこう思う」「自分はこうしたいからこうする」と自分軸で生きる。それは、自分を大切にするだけではなく、他人をも大切にする生き方なのだと思います。
僕は僕でいい。あなたも、あなたでいい。
人は人、自分は自分という明確な境界線を持つことで、人の目を気にしたり、人と自分とを比べたりすることも少なくなっていくはずです。また自分の価値観を相手に押し付けないという「思いやり」にもつながっていくのではないでしょうか。
もしあなたのまわりの大切な誰かが、人間関係で悩んでいたり、傷ついていたりするのなら、「ピーナッツ」のこうした言葉をプレゼントしたり、「ピーナッツ」の名言集をそっと贈ってあげたりしてもいいかもしれません。
「TAKE CARE」みんなが笑顔になれる未来へ
「ピーナッツ」の原作者、チャールズ・M・シュルツさんは、スヌーピーやチャーリー・ブラウンといったキャラクターを通して、自分自身やまわりの人たち、そして地球を思いやることの大切さをたくさん描いています。
Friendship isn’t about who you’ve known the longest. It’s about who came, stayed by your side, and never left you when you needed someone the most.
友情は年月の長さじゃない。
友情とは君が本当に誰かを必要としたときに、来てくれて、側にいてくれて、そして君の元を去らなかった人のことなんだ。引用:完全版ピーナッツ全集(河出書房新社)
未来の世代が楽しく過ごせる世界を残していくために、自分自身やお互い、そして地球を大切にしてほしいという願いが込められたPEANUTSの新しいプロジェクト「TAKE CARE WITH PEANUTS」では、そんなチャールズ・M・シュルツさんが描いたピーナッツの仲間たちをお手本に、「自分やまわりの人、地球を思いやること」をテーマにした新作ショートムービーが公開されています。
ちょっと立ち止まって、この動画やメッセージに触れることで、自分では気づかなかった視点や考え方などを知るきっかけができるかもしれません。
まずは自分自身を大切に、そしてまわりの人や地球のことも、そんな自分と同じように大切に扱うことができたら、「TAKE CARE」(思いやりの気持ち)で、みんなが笑顔になれる未来になっていくのではないでしょうか。
「TAKE CARE WITH PEANUTS」プロジェクト
思いやりの気持ち「TAKE CARE」の輪を広げていく「TAKE CARE WITH PEANUTS」プロジェクト。
この想いに賛同されるかたは、対象製品を買ったり対象ツイートにいいねやRTをするだけで、売上の1%または10円が世界の衛生支援に寄付される花王「ONE WASH for ONE WSH」に参加したり、マッシュHDの人気11ブランドがピーナッツとコラボしたサステナブルなコラボバッグを購入してみてはいかがでしょうか?
無理なくできることから、あなたも「TAKE CARE」を始めてみてくださいね!
- 参考:完全版ピーナッツ全集(河出書房新社)
- image by:動画内スクリーンショット(C) 2021 Peanuts Worldwide LLC
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