ダイエット法を聞く前に、カラダの声を聴こう
これは以前セミナーに参加されていた、30代後半の女性A子さんのお話です。
その方はとにかく痩せたい一心で、いろいろなダイエットにチャレンジしては失敗したり、リバウンドしたりしてきました。
雑誌やメディアでダイエット情報を見つけては飛びつき、そして失敗する。一時的にはうまくいっても続かない。そして気がついたら10年以上もダイエットをしていて、時間だけでなく、お金もトータルで100万円以上は注ぎ込んできたそう。
「このままでは一生ダイエットをしないといけない。しかしお金が続くだろうか?」「それよりいつになったら痩せるのだろうか?」そんな思いが頭をよぎったそうです。
世間では、ダイエットといえば「食事制限」「運動」「ガマン」「大変」というイメージがあります。多くのダイエッターが歩んできている道ですね。
しかし、ダイエットするときに重要なポイントはこんなことではないのです。ダイエットをするときにやってほしいことはこれだけ!
それは“自分自身と向き合うこと”です。「向き合う」とは言い換えると、“いまの自分の状態を知る”ということです。
自分のカラダはいまどんな状態かを考えず、自分自身と向き合わないから、太ったり、痩せすぎたり、病気になったりするのです。キチンと向き合っていれば、体重計に乗らなくても現在何キロあるのか?体温や血圧はどれくらいか?ある程度はわかります。
そうすれば、食べ過ぎた次の日は自発的に調整しますし、疲れが溜りきってコンディションを崩す前に回復のために睡眠を優先するようになります。
それができている人のことを多くの人は「意志が強い」「ストイック」といいますが、意志の強い人なんていません。昔から「意志は塩のように溶けやすい」といわれるように、意志の力でどうこうできるものではないのです。
意思の力ではなく、もっと自分自身のカラダの声を大事にしてみませんか?
カラダからの声とは例えば、疲労、吹き出物、胃痛、胸焼け、ゲップ、オナラ便秘、肩こり、腰痛、むくみ、生理痛などです。これらの症状があるということは、カラダが「大変なことになっているよ。早く改善して」っていう信号の可能性があるのです。
あなたもそんな信号を受け取ったことはありませんか?
「え!そんな症状って人間なら当たり前に出るのでは?」という声が聞こえてきそうですが、これらは生理現象であることもあれば、異常事態に起きることもあるのです。
そんな当たり前と思っていることが肥満や病気への道しるべになっていることにいかに早く気がつくか?そこに気がつけば、ダイエットなんかしなくても自然と理想の体重、体脂肪になります。
まずは自分自身と向き合うことをやってみてくださいね。
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