彼らは、どこでどう出会ったのか
意外と多いのが、日本でも韓国でもない第三国で出会うパターンです。筆者夫婦のように留学先で出会うこともきっかけのひとつ。
オーストラリアで出会った日韓夫婦、ニュージーランドで出会った日韓夫婦、中国で出会った日韓夫婦に話を聞くことができました。
このパターンのカップルは、韓国語でも日本語でもない第三言語でコミュニケーションを取ることが大半のようです。まあ筆者夫婦は日本語ですが…(笑)。
1組目、中国で出会ったカップルは、仕事中に出会ったそうです。日本人の彼女が務める中国の企業に、韓国人の彼が長期出張でやってきたことがきっかけです。外国人同士ということで親近感もあり、一緒に仕事をすることで、お互いの魅力に惹かれていき、彼が長期出張を終えるころに告白。交際がスタートしました。
彼の方が韓国ドラマに出てくるような男性で、韓国から中国まで毎月会いに来てくれたり、デートのときは花束を用意してくれたり、ラブレターを送ってくれたり…なかなかのロマンチストですよね。
2年前の結婚を機に、ふたりは韓国で生活をスタートさせました。彼女は現地で学んだ中国語を使って、韓国にある中国企業の日本取引先との仕事をされています。かっこいいですね!
オーストラリア、ニュージーランドで出会ったカップルは、2組ともワーキングホリデイ組です。ワーホリ中に出会って恋をし、結婚後、韓国に来ました。
英語ができれば日本でも韓国でもそこまで不便はないのですが、大変なのは両親とのコミュニケーションです。両親とコミュニケーションを取るために、お互い相手の言語を学ぶ必要があります。
しかしこのうちの1組のカップルは、お互いの両親も英語を話せるため、会話はすべて英語でOKとのこと。そのため韓国語で住んでいるのに、韓国語があまり上手ではありません。彼女は、得意の英語を生かして、日本語と英語を子どもたちに教える仕事をしています。