こんにちは。アダルトチルドレン(AC)専門セラピストの安宮正敏です。
これまでは、「生き辛さを感じる私「HSPなのかアダルトチルドレンなのか」や「アダルトチルドレンを克服するには?苦しみから解放されるための大切な質問」などについてお話してきました。
きょうは、「ワイワイ騒いでいる人たちを見ると、冷めた目で見てしまう深層心理」をお伝えします。
なぜ嫌悪感を覚えてしまうのか
コロナ禍以前から、楽しそうにワイワイ騒いでいる人たちを見ると、どこか冷めた目で見てしまう。自分の好きなようにして、自由に生きている人を見るとイラっとするというかたもいるでしょう。
もっと真面目に生きるべきだ、と思われるかもしれません。そして、そういう人に対して受け入れることができない自分がいたりもします。
では、なぜこのような嫌悪感を感じてしまうのでしょうか?
子どものころ、無邪気で自由にしていたら、親から「そんなことしちゃダメ!」とか「ちゃんとしなさい!」など、怒られたのかもしれません。そのように言われると、純粋な子どもは、無邪気に自由に生きることは悪いことなんだと考えるようになります。
真面目に親の言うことを聞いて、いい子でいることで、ホメられたり、愛してもらえた。そうすると、ますます子どもは真面目でいい子でいようとし、無邪気で自由な自分を抑圧して生きるようになってしまいます。
本当は自由に生きたかった
子どものころは、このように生きることで親から愛されたかもしれません。しかし、大人になったいま、この生き方では、とても生き辛さの原因となっていることもあります。
自由に生きている人たちを見て、イラッとするのは、子どものころに自由を抑圧して生きてきたからなのです。
本当は、自分も自由にワイワイみんなと騒いだりしたかったのかもしれません。でも、親から怒られて、ずっと我慢して生きてきたのです。つまり、自分も本当はそうやって自由に生きたかったということなのです。
でもそれができないから、自由な人やワイワイと騒いでいる人を見ると怒りを感じてしまう。そんなかたは、子どものころにずっと我慢してきた、悔しい思いや、悲しみ、寂しさ、怒り、といった感情が心の奥にあるという事に気づいてあげることが大切です。
そして、その抑圧してきた感情に気づいてあげることは、感情を解放していくうえでとても大切なことなのです。
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