こんにちは。メルマガ「【HSPの教科書】HSPアドバイザーが教えるHSPの生き方・働き方&質問回答集」の著者で、HSPアドバイザーのRyotaです。
「HSP(Highly Sensitive Person)」とは、生まれつき感受性が強く、人一倍繊細で、よくも悪くもまわりの影響を受けやすい気質・性質を持つ人のことを指します。
今回は、私のメルマガのHSPさんの恋愛・結婚について解説するコーナーから、「HSPさんにオススメしたい、ポジティブになれる夫婦の習慣」をご紹介します。
最近、手をつないでいますか?
これは私の体験談、というか実験談です。
神経伝達物質のひとつである「オキシトシン」は、愛情ホルモンや幸せホルモンといわれる、パートナーとの愛情・信頼に関わるホルモンです。子どもにお乳を飲ますときにも分泌され、子どもと母親の信頼関係に影響することでも知られています。
さて、パートナーとの関係でオキシトシンを分泌するためには、日々の習慣が必要です。
例えば手をつなぐこと。
恋人関係だったときは、手をつなぐ機会も多かったでしょう。会うたびにドキドキして、ボディタッチなどもたくさんしていたと思います。ですが、徐々にその情熱は冷めて、落ち着いてきます。
最初のころは、オキシトシン…というより、興奮のドーパミンが強かったと判断できます。
でも、その刺激は和らぎます。そのときに自然と手をつないだり、ボディタッチできたりしているでしょうか?
日本でそういう文化は少ないです。
結婚し、出産すると、日々忙しくなります。結婚後は「素の自分」が出ます。恋愛中の自分は、異常な自分。いい自分だけ見せようとしていましたよね。結婚すると、見せたくない自分を見せることにもなりますし、見たくなかった相手の素も見ます。
そういう中で、手をつなぐことがなくなることも多いでしょう。
「ハグの習慣」の効用
さて、わが家では、こそっと「ハグの習慣」を作ってみました。
ここ1ヶ月ほど、寝る前にハグをするようにしてみたんですね(ちょっと恥ずかしいのですが…)。
次男が生まれ、育児に奮闘する日々。お互い疲れ、夫婦で過ごす時間も減っていたように感じたためです。
ハグをすると面白いもので、以下のような体験ができました。
- ドキドキが増える
- 非言語の意思疎通が増える(目くばせなど)
- その時間が楽しみになる
- 改めて好きになる、愛情を感じられる
- 喜ばせたいなとか思うようになる
恋人のときのような感覚が戻ってきたんですよね。
ちなみにわが家では普段からマッサージの習慣はありました。疲れているふたりにとって、マッサージは凄くいいスキンシップです。でも、それほどトキメキみたいなのはなかったんです。
その点、やっぱり真正面からのハグは特別感があります。
マッサージなら誰にでもできますが、真正面からのハグは恋人・配偶者ならではのことでしょう。その恥じらいもトキメキになるのかもしれません。
HSPさんは、良くも悪くも周囲の影響を受けやすいです。そしてさまざまなことを考えてしまいます。
どうせなら、それをポジティブなこと、楽しいことに使いたいですよね。嫌いな上司のことを考えるくらいなら、パートナーを喜ばせるための内容を考えた方が幸せです。
たった30秒のハグ習慣があなたを変えてくれるかもしれません。最初はぎこちないものの、やっていくと慣れるものです。ぜひ皆さんも恋人やパートナーとハグの習慣、作ってみてくださいね。
※ただしコロナ禍なので、その点ご注意くださいませ。
2021年5月に、HSPさんの仕事や恋愛、結婚、日常生活のお悩みに答え、心がラクになるメソッドを収録した『まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本』(KADOKAWA)を出版しました。繊細で傷つきやすく、疲れやすいな…と感じているかたは、ぜひチェックしてみてくださいね!
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