「厳しくしなくても、もういいよ」
そうなのです。どうしても外側の現実を変えることができないときは、自分の内側で考えていることを変えるのです。
あなたの現実が厳しいのは、あなたがあなたへいつも厳しい言葉をかけているからです。
そんなに厳しくしなくても、もう、いいよね?
「役割」よりも、もう少し「自分の幸せ」に重心をかけていきましょう。
でも、いざ「自分の幸せ」に重心をかけようとすると、最初はとても怖いものです。
ひんしゅくをかうかもしれない。失望されるかもしれない。嫌われるかもしれない。そんな私は「人でなし」の烙印を押されてしまうかもしれない。
そしてなんといっても怖いのは、そんな自分を、自分が許せないかもしれないこと…。
そういう恐怖と向き合うとき、自分がこれまで「役割を優先」させることによって、どれだけ安心感・自己肯定感を得ていたかに気づくと思います。
でも、もう、いいよね?
怖いけど、これからはいまよりもうちょっと自分の幸せを優先していきませんか?
それを自分に許してやるということが、そう、肩書きがひとつもなくても幸せでいられる能力なのです。
ええ、断然魅力的で最強のやつ(笑)。
みんなで荷物を降ろしませんか?
「しなければならないからする」と「したいからする」では、パフォーマンスに圧倒的な違いが出ます。それは「したいからする」の方が、自分と相手への純粋な愛から出たものだからです。
「よい〇〇であるべき」とプレッシャーを感じながら役割に徹するよりも、余裕を持った気持ちで役割をつとめるとき、純粋な愛が圧倒的なパフォーマンスの違いとなってあらわれます。
私たちは世間の常識や教育や倫理観の影響で、役割を全うすることに過度に責任を負いがちです。そして、他人にもそれを求めがちです。
でも、それでは社会は永遠に厳しいまま。
ひとりひとりが少しだけでいいから「役割優先」から「自分の幸せ優先」に移行すれば、社会はいまより確実に寛容になります。
誰かが重い荷物を降ろしたら、それをそばで見た人が「あ、いいんだ」と気がついて自分の荷物を降ろします。降ろした荷物をよく見てみたら、もう必要ないものだったとわかります。そしたら、それ以降はみんなで楽に歩いていくことができます。
要るか要らないかわからない荷物だけど、みんな抱えているんだからおまえも降ろすなよ!という時代はもう終わりです(笑)。
さて、あなたから、荷物を降ろしませんか?
そう、ちょっとだけでいいので「役割優先」から「自分の幸せ優先」に、ね。
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