役割や肩書きを手放せないのは…
でも、逆に役割を手放したいと思っているのに、どうしても手放せない!といって苦しんでいる人がいるのも事実。
あるいは、そんなふうには自覚していなくても、これまでずーっと役割に徹して生きてきたせいで、いま感情が爆発して苦しんでいる人もいます。
それらの現実がいったい何を知らせてきているかというと、「これ以上、役割を優先させるのはやめなさい」というメッセージです。
あなた自身が自分へ役割を押しつけすぎているというサイン。
一番厳しく「役割を全うせよ」と強制しているのは、なんと自分なのです。
見えない世界が、そして自分自身の魂が、「役割よりも自分の幸せをもっと優先させよ」といってきているのです。
そうはいっても、たとえば仕事で責任ある役職についていれば、どんなにつらくても自分が職務を全うしなければ組織がまわりません。
すでに価値観がずれてきたパートナーから離れたくても、いまさら離れるということはやっぱりできないと感じるかもしれません。
また、小さい子どもを育てている方は、どんなに自分の体調・精神状態が悪かろうと、目の前の子どもの世話を放棄することはできません。
そう、あなたがいままで一生懸命、役割に徹してきたからこそ、あなたがいま、突然その役割を手放したら、少なからず混乱が起こりますよね。
だけど本音では、もうつらいし手放したい。あるいは、手放したいわけじゃないけどこのままだとハードすぎるというとき、いったいどうしたらいいのでしょう。
自分で自分に許可すればいい
そういうときは、これまでと同じように一生懸命役割をこなしながら、心の中で、「役割よりも、自分の幸せをもっと優先してもいいんだよ」と自分に言ってあげればよいのです。
外側から見ると、あなたはいままでと同じように、役割をまっとうするあなたなのですが、あなたの心の中では、「自分の幸せをもっと優先していいんだ」と許可する人になったという変化が起こっています。
すると、同じ行動をしていながらも、あなたから出る波動は「~なければならない」の波動から「許可」の波動に変化したので、現実が少しずつ少しずつ変わります。
なぜか助けられたり、助けを求めやすくなったり、あなたが自分の幸せを優先しやすい現実へ変わります。(そのときはチャンスをつかんで行動してね!)