カウンセリング×心理療法の、問題解決型カウンセラー・前田泰章です。メルマガでは、人間関係の改善、日常生活や仕事に役立つ情報を、実体験を通して語っています。
きょうは、「苦手な相手とうまく会話をする方法」についてお話しします。ぜひお悩み解決のヒントにしてくださいね。
苦手な相手とうまく会話をする方法
誰かと話をしているとき。なんだか会話がちぐはぐだなと感じたり、沈黙が続いて居心地が悪かったり、好きな人と話ができるチャンスなのになぜだか緊張してうまく話ができなかったり…という経験はありませんか?
そういった相手とうまく会話するには、どうすればいいのでしょうか?
それには、親しい人と話をしているときのことを思い出すのがひとつの近道です。
まず、親しい人とあなたが話しているところをイメージしてみてください。
- 誰と話をしていますか?
- どこで話をしていますか?
- どんな話をしていますか?
など、なるべく具体的にイメージします。そして親しい人と話しているときの、あなたの、
- 姿勢や手足の位置、格好
- 動作
- 話し方のリズムやトーン
- 呼吸
- 考え方、価値観
- 話題の内容
- そのときの感情
などを、紙に書き出します。
次に、苦手な相手と話しているところをイメージして、同じようにあなたの、
- 姿勢や手足の位置、格好
- 動作
- 話し方のリズムやトーン
- 呼吸
- 考え方、価値観
- 話題の内容
- そのときの感情
などを、紙に書き出します。そして、違いを探すのです。
ポイントは、紙に書き出すこと。紙に書き出すことで、頭のなかが整理され、違いを比較しやすくなるのです。
また、そのときに思いだせなくても、リラックスしているときにふと思い出すこともあります。ふと思い出したことをメモしておくのです。メモできなければ、スマホのメモ機能を活用するのもいいですね。
違いを探せたら、まずはひとつ、親しい人と話をしているときのことを苦手な相手に試してみます。
最初は、簡単にできることのほうがいいかもしれませんね。そして、2つ3つと増やしていきます。
いつのまにか、苦手だと感じていた人とうまく話ができるようになっているかもしれません。
心が通ったコミュニケーションには、お互いのペースが合っていることが条件になります。そして、相手のことにも心から興味を持つことも大切です。
話を「聞く」というよりも、「聴く」という状態です。「聴」の字を分解すると、「耳」、「目」、「心」という漢字が入っていますよね。つまり、「耳」と「目」と「心」で話を聴くのです。
きょうから少しだけ意識してみてはいかがでしょうか?人間関係に変化が起きるかもしれませんよ!
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