「ごめん」
自分に非があってもなくても、夫婦のいざこざが起きたらまず「ごめん」と謝るのも大事です。
自分は悪くないのにどうして謝らなくちゃいけないの?と思うこともあるでしょう。謝る理由は、ただ悪いことをしたからだけではありません。相手に不快感を与えてしまって申し訳ないという意味での謝罪も大事です。
「怒らせてしまってごめんなさい。少し話し合いの時間を作ってもらってもいいかな?」このワンフレーズだけで夫婦喧嘩が激しくなるのを防げますし、相手も「私こそ、きつくいってごめんね」などと謝りやすくなりますよ。
もちろん本当に悪いことをしたなら誠心誠意、さらに謝ることが大事。でもまずはその前に、夫婦の話し合いがスムーズに進むきっかけとして「ごめん」の一言を言えるように気を付けてみましょう。仲直りもしやすくなりますよ。
親しき仲にも礼儀あり
どれだけ仲良しな夫婦でも、相手を傷つけるような言動はやめましょう。「親しき仲にも礼儀あり」ということわざは、夫婦円満の重要なキーワードです。
距離が近すぎると、ついつい相手の気持ちを考えず不快な言葉を吐いてしまうことも。「家族なんだからこれくらいいいでしょ」と思っているうちに、相手の心がどんどん離れて行ってしまうかもしれません。
相手をバカにするような口調や見下す発言、行動はしないように心がけましょう。
家族とはいえ1人の人間です。相手を尊重し、親しくても礼儀を大切にして生活するよう心がければ、夫婦はいつまでも円満な関係を続けていられるはずです。
相手は他人
夫婦と言えども相手は他人。別々の環境で育ってきた者同士、絶対に分かり合えないことや理解できないことは当然あります。他人だから、と割り切れていれば「まぁ仕方ないか」と思える部分は結構ありますよ。
無駄なイライラが生まれないので、結果的に夫婦円満につながります。細かいところを気にせずに過ごせたほうが、お互いに自分らしさを失わないのでストレスも感じにくいでしょう。
先ほど、距離が近すぎるせいで不快な言葉を吐いてしまうと話しました。それと同じく、相手を家族だと思いすぎてしまうから、余計な期待を寄せてしまうのです。
たとえば「妻は家事をして当然でしょ」というのも、余計な期待のひとつ。家族だからという固定概念の押し付けです。そうした期待が満たされなかったとき、裏切られたと感じて勝手に傷つくのはかなり身勝手ですよね。
夫婦円満を目指すなら、相手は他人であると忘れないようにしておきましょう。