こんにちは。韓国在住歴4年、日本語教師でライターのHAZUKIです。Webメディア「by them」で、韓国の今を切り取り、生の情報をお届けしています。
最近では、また韓国に行きやすくなりましたね。そろそろ韓国旅行や短期韓国留学を考えている人も多いのではないのでしょうか。
きょうは、そんなみなさんのために、「日本では好かれるけど韓国では嫌われる言動」についてお話しします。
筆者は韓国に住んでもう4年ですが、恥ずかしながら最近やっと理解した文化の違いも多くあります。
日本語専門塾で働いていたころは、みんなが「日本スタイル」で私に合わせてくれていました。
対して、いま勤めている「外国語専門塾」では日本人は私一人。このような状況になって「あ、これでは伝わらないんだ」「これは日本人同士だけの暗黙のルールだったんだな」と身をもって感じました。
よかれと思ってした行動で相手を傷つけてしまうことがないように、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
自分勝手にみられたくなくて「遠回し」に伝える日本人
これは、韓国に来て1週間で感じたことなのですが…韓国では「できない」「不可能」「やりたくない」ということはストレートに言うべき、と考える人が多いです。
もちろん言い方には気をつけるべきですけどね。
日本では窓口などに行ったとき、ルール上無理なことがあったら「ちょっとこれは難しいですね…」「すいません、ルールですから…」とあいまいに話すことが多いですよね。
韓国では「それは無理ですよ」「この方法でしてください」「申し訳ありませんが、うちではそれは扱ってないんです(はい、次)」みたいな感じで対応されます。
最初は「え!?」と思いましたが、いま考えてみるとお互いの時間の節約にもなるし、次の対応をする準備もできますからそれはそれでありですよね。
筆者が勤めている塾は基本マンツーマンの授業なので、授業が入れば講師側と生徒側の授業を合わせて授業の時間を決めます。
最初筆者は「日曜日は休みたい」と思っていたので、デスクの方に「日曜日はできれば授業はしたくないんですけど…」とあいまいに言ってしまったんです。日本人の感覚から言えば、これは「日曜日は授業したくない」ということですよね。
担当者の方は「はい、わかりました」と答えてくれたにも関わらず、次の週から日曜日の授業が入っていたんです。
「え、なんで?」と思って話をすると、「もちろん生徒さんにも別のを提案したのですが、日曜日がいいみたいで」とのことでした。
これを夫に話すと「そんなに曖昧に言うなんて、相手にも失礼だよ。担当者が悪者になっちゃうじゃん」と言われました。
韓国に4年間住んだいまなら、私の言い方が間違っていたなと感じます。
ただ、日本に帰ったとき、家族や友人から「日本語喋っているのに日本人じゃないみたい」と衝撃的なことを言われました。はっきり言いすぎなのかもしれません。
日韓両方で気をつけなければいけないことですね。
筆者は日本と韓国の両方での生活があるので、「どこが中間だっけ?」「なにが普通だっけ?」となってしまうこともあります。日本では好かれるけど韓国では嫌われる言動はまだまだたくさん!次の機会に、またお話ししますね。
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