「チプトリ(引っ越し祝い)」に呼ばれたら?
結婚式を終えて、いよいよ新婚の二人が新しい家へ引っ越し。そしたら、「チプトリ」という引っ越し祝いに呼ばれるかもしれません。
もしチプトリに呼ばれたら手ぶらで行くよりは、手土産を持っていくのがよいでしょう。
韓国のチプトリ、お土産でもって行く定番の物と言えば…「トイレットペーパー」です。
トイレットペーパーはロールになっているので、引っ張るとつっかえることなく、するするとほどけますよね。
仮にその家や夫婦に何か大きな問題が生じたとき、「トイレットペーパーが滑らかにほどけるように、家の問題も素早く解決できますように」という思いが込められていて、引っ越し祝いにはとても縁起のよい贈り物なんです。
もちろん消耗品なので沢山あっても困ることもないですしね!
なので、引っ越し祝いで何をもって行くか迷ってしまったら定番のトイレットペーパーを持っていきましょう(韓国はトイレットペーパーが高いのでもらうと嬉しいです)。
ほかの人とプレゼントがかぶってしまうことを避けたい場合には、事前に相手に必要な物を聞いて、特に小型家電をプレゼントするのもよいと思います。
韓国の「トルチャンチ」に呼ばれたら?
結婚して、引っ越して、子どもができたら…「トルチャンチ」が待っています。
「トル」とは「1歳」、「チャンチ」は「祝い事・パーティー」のこと。「トルチャンチ」とは、1歳のお祝いとして会場を借り切って開くパーティーです。
昔は1歳の誕生日前に亡くなってしまう子どもが多く、1歳を迎えられた赤ちゃんを盛大に祝ったのが始まりと言われています。
基本的には結婚式と似ていて、祝い金を持ってパーティー会場へ向かいます。服装もラフ過ぎなければどんな服装でもOKです。
祝い金は相手との関係によって少し異なります。もし親戚や仲のよい同僚であれば、10万ウォン、20万ウォンは包んだ方がよいですが、そんなに近くない知り合い程度なら5万ウォン、10万ウォンくらいで十分です。
トルチャンチの食事と言えば、「果物」と「お餅」が中心です。
しかし最近のトルチャンチは、結婚式のように、ホテルやイベント会場を貸し切ってビュッフェスタイルの食事が多くなってきているようです。
結婚式は結婚式場とレストランが離れた場所にあることが多いですが、私が招待されたトルチャンチは同じ会場で準備された食事(ビュッフェ)をしながら、1歳を迎えた主人公の赤ちゃんのためのイベントや、招待客への抽選会などを楽しみました。
抽選会には景品もあるので、結婚式より少しワクワクしたのを覚えています。
- ラフ過ぎない恰好ならOK
- 祝い金は持って行こう
- 食事をしながら、自由にパーティーを楽しめばOK
これだけ覚えていれば大丈夫です!
似てそうで、実は正反対の韓国と日本のお祝い事。韓国に来て間もないときは、「そんなに雑でいいの?」と思っていましたが、慣れてしまうと結構合理的でいいなと思っています。
韓国でお祝い事に招待されたらぜひ行ってみてくださいね!とてもよい思い出になると思います。
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