みなさんこんにちは。韓国に暮らして14年、私は現在ソウルで留学生対象にシェアハウスを運営しています。
韓国で生活していると、人間関係も広がり、イベントに呼ばれることが多くなりました。きょうは、韓国ならではのさまざまなイベントについてお話しします。
韓国の「結婚式」
私が初めて結婚式に呼ばれた(しかも突然誘われた)のは、 まだ韓国に暮らす前にソウルを訪れた3泊4日の旅行中でした。
友人たちに会いに韓国に来たのですが、友人から「きょう同僚の結婚式だから一緒に行こう」と誘われました。
「そんな私なんて面識もないのに!しかも服装ジーンズだし!」と断ったのですが、「それがどうしたの?大丈夫、大丈夫!」と連れていかれました。
初めて行った韓国の結婚式。そこは誰でも気軽に立ち寄れるパーティー会場みたいな雰囲気で、大勢の招待客で溢れていました。
友人は新郎新婦と全く面識のない私を新郎新婦に紹介してくれました。 新郎新婦は「日本からありがとう」と笑顔で話しかけてくれました。
結婚式はあっという間、30分ほどで終わってしまい、招待客もみんな食事をして帰っていきました。日本との文化の違いに唖然としたのをいまでも鮮明に覚えています。
結婚式に招待されたら?
韓国の結婚式は基本的には誰でも出席できます。
もちろん新郎新婦は招待客に招待状や招待メッセージを送りますが、招待された人は家族や友人を連れて行ってもOKです。
結婚式の時間は決まっていますが、その時間前後は会場は出入り自由です。
ご祝儀は、かなり仲のよい友人や親戚・家族なら30万〜100万ウォン程度(日本円で約3万〜10万円)、普通の友達や知り合い程度なら5万ウォン(日本円で約5000円)で十分だと思います。
日本と同じように会場の入り口に新郎側、新婦側の受付があるので、そこでご祝儀を渡します。
ちなみに、立派なご祝儀袋に入れる必要はありません。入れる封筒が手元になくても、現地に封筒が準備されています。現金だけ用意していっても大丈夫です。
ご祝儀を渡すと食券がもらえます。ここがポイントです!
韓国では結婚式場にレストラン(大体はブッフェ)があり、結婚式の後、招待客はもらった食券で食事をして帰宅します。「結婚式=ビュッフェ食べに行く」ととらえる人も多いくらいです。かならず食券をもらいましょう。
結婚式の前、新郎は入口で挨拶、新婦は新婦室で友人達と写真撮影をしています。新婦が友人の場合には、ここで新婦と一緒に写真を撮られますので、スウェットなどのラフ過ぎる服装で行くのは避けましょう。
スウェットは言い過ぎかもしれませんが、韓国の結婚式はドレスコードなどは‘ありません。何を着てもOKです。普通にジーンズで行っても大丈夫なんです。
結婚式が始まったら式場に入り、空いてる席に座ります。そこまで知り合いでなければ、すぐにレストランへ行くのもアリです。
友人、親戚の場合は、最後に団体で写真撮影があるので、式が終わるまで待っていましょう。
- 時間内に会場を訪れればOK
- ご祝儀は相手の関係で金額が変化。知り合いなら5万ウォン程度
- 服装はラフ過ぎなければドレスコードは特になし
- 結婚式後、美味しい食事をして帰ろう
これさえ覚えておけば、韓国でいつ結婚式に呼ばれても大丈夫です。
ちなみに「すごく祝ってあげたい相手なのに、どうしても結婚式に行けない」という場合には、事前にご祝儀を渡すか、相手の口座へご祝儀を振込みましょう。
最近は親切にご祝儀の振込先口座番号まで記載されるている招待状も増えてきてますよ。