自分で探すのは大変!紹介会社に相談するのがおすすめ
もし、民間の介護施設を探すなら紹介会社を利用するのがおすすめです。私も、母の施設を探すときに紹介会社を利用しました。
紹介会社を利用すると何がよいのかというと、次のようなメリットがあります。
- 条件に合う施設を短期間でピックアップしてくれる。
- 施設への見学の日程調整、見学同行などをしてくれる。
- 利用料が無料。
数多くある介護施設のなかから条件に合う施設を探すのは、とても大変なことです。
紹介会社は、月々の予算、入居後のライフスタイルなど、さまざまな要望をヒアリングして条件に合う施設を短期間にピックアップしてくれます。そして、無料で施設の見学同行までしてくれるのです。
また、資料だけではわからない施設の特徴や情報などを知ることができるというメリットもあります。
私は、母の施設を探すときに複数の紹介会社を利用しました。新型コロナウイルスの影響から店頭での相談は難しかったので、まずは電話で相談。相談してから、1週間も経たないうちに条件にあう施設の資料を送ってくれたのです。
紹介会社を利用することで得られるメリットはたくさんありますが、会社によっては系列の施設の紹介に偏ってしまうというデメリットもあります。
いずれにしても紹介会社への相談は無料なので、こういったデメリットも理解したうえで活用するのがよいでしょう。
介護施設を探す前に確認しておきたいこと
親にとって相性のよい施設を探すために重要なのは、譲れない条件を明確にすることです。
しかし、すべての条件を満たす施設を見つけるのは現実的ではありません。優先順位をつけて整理をするとよいでしょう。
譲れない条件は人それぞれだと思いますが、私は次のようなことを整理しました。
- 検討できる予算を決める。
- 検討可能な地域を絞る。
- いつまでに入居させたいのか時期を決める。
- 入居後どんな生活を送ってほしいか考える。
まず予算に関しては、当たり前のことですが、親の資産を確認することが重要です。
施設入居にかかる費用は、介護施設の種類によって異なります。特に民間の場合は、入居一時金が必要になるところもあります。
あらかじめ「いまの資産と年金で何年間施設に入居することが可能なのか」など、ある程度計算していく必要があるのです。
ここでしっかりと見通しを立てておかないと、資金が枯渇してしまった場合、退去せざるを得なくなってしまいます。
また、入居する本人のその後の生活を考えることも大切です。家族にとって「入居=ゴール」と考えがちですが、介護施設に入居する本人にとっては、入居してからの生活が大切になります。
私は、予算のこともありますが、いまできる母の行動を奪わない生活を重視し、認知症が進行しても介護サービスが受けられるいまの施設に決めました。