体重増加がバレた、まさかのハプニング
40代で乳がんを患い、治療で激やせしたわたし。病気を克服してからは「ごはんを食べられるのは幸せなことだ」と、モリモリご飯を食べるようになったら、がっつり太ってしまいました。
あまり体重計に乗らない私ですが、ある日家族共有の体重計に乗って久しぶりに体重を測ってみたところ、家族3人分の年齢を登録していた我が家の賢いはずの体重計がバグりました。
わたしの体重を測ると、そのあと「70歳・男 体重前回より減少」と分析し始めたのです。
どうやらわたしの体重が夫に肉薄してしまい、夫の体重が減ったことになってしまった模様。
夫に体重を知られると、嬉しそうに「いやぁ、太ってるオバサンってなんかいいよねえ」など、いらないことをネチネチ言ってからかわれるので、絶対に言いたくありません。
わたしの体重を夫に見間違えるなら、夫の体重がわたしと間違えられる日も遠くないはず。まずい。
毎日のように体重計に乗って体重管理をしている夫に悟られたくないと、このことは口外せず、もう体重計にはしばらく乗らないことに決めました。
そして体重計のことを忘れていたある日。突然風呂上がりの夫に「かあちゃん、体重って最近増えたの?」と突然聞かれました。まずい感づかれた。
そ知らぬふりして「増えるどころか少し減ってるけど、なんで?」と聞くと、「いやぁなんでか知らないけど、俺が体重を測ったら49歳・女って出たんだよ」と。やっぱり感づかれたか。
もうその話を早く終わらせたくて「ああ、それわたしが激太りしたときにいったん間違われちゃってね、そのときの記録だと思うわよ。いまは測ってないけどそのときより痩せてますから」と言って話を切りました。
けれどその手の下世話な話が大好きな夫。「いやぁービックリしたなぁ。スタイルのいいかあちゃんと間違えるはずもないと思ったから、体重計が壊れたのかと思ってさぁ」と話を引っ張ろうとします。
この話に乗ってしまうと延々といじられることがわかっている私は、イヤホンをしてドラマに夢中なふりをしてスルー。
この話題はもう封印すべく、賢い体重計くんからわたしのデータは抹消し、わたしのことを忘れてもらおうと思っています。
という感じで、20歳も若い女と結婚しておきながら、「こっちの世界に早く来い」とわたしの老化をほくそ笑む、趣味の悪い夫と暮らしてはや17年。
人並みに夫婦の危機やドロドロなこともありましたが、お聞かせしたいネタもたくさん蓄えてきたので、また歳の差夫婦のリアルをお伝えしていければと思っています。
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