両親からの「圧力」
そんなユウキさんが現在悩んでいるのが両親のことで、「結婚は考えないのか?」「彼女のためにまっとうに働く気にはなれないのか」と小言が増えたそうです。
「圧力をかけられる」と嘆くユウキさんですが、「彼女と会ってくるから」と言い出すたびに小遣いを求める40代の息子を見れば当然のことで、彼女がいない以前のほうが息子にかかる金額は少なかったはず。
「着ていく服がない」「ガソリンを入れないと」と不満をこちらに押し付けて解消を迫られても、「自分で働いて何とかしろ」と思いますよね。
特に仕事ができない事情もないのにまともな労働は避け、恋人を作ったと思ったらその面倒まで親の役割にしてくる息子の姿は、両親にとって拒絶したくなるのは当たり前だと感じます。
それまでは、親から自立を言われて抵抗しても生活は変わらず、子ども部屋から出ないままでも生きることはできました。
恋人の存在という変化を迎えたいまは、「このまま実家でいい」と自分は思っても両親はそうではなく、前よりいっそう強く就職や独立を迫り、自分の状況に責任を持つことを説いてきます。
「そんなことできない」とユウキさんが思っても、その自分が許されない現実を作ったのもまた自分自身です。
親にとってはいくつになっても子どもの自立を願って当然で、彼女ができたのなら尚のこと、新しい人生の可能性を考えてほしいはず。
両親の気持ちをどう受け止めるか、自分はどう変わればいいのか、「こどおじ」ではいられないこれからの現実と、ユウキさんは向き合うことになるでしょう。
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