こんにちは。韓国生活6年目のHAZUKIです。普段は日本語教師として授業したり翻訳をしたりしながら、韓国人夫と一緒に暮らしています。
筆者の周りには、日本好きや関心が高い韓国人が多いです。1年に何度も日本に行くベテランたちがいる一方、「最近初めて日本旅行に行った」という人たちもいます。
今回は実際に初めて訪日した韓国人が「思っていた日本と違った」と思ったことにお聞きしました。すべてリアルな体験談なので、ぜひチェックしてくださいね!
「現金社会」だと聞いていたけど…
韓国はかなりのカード社会です。現金よりもカードが好まれ、カードのみ決済可能な店も珍しくありません。
たまに現金で買い物するとしても、紙幣や硬貨を渡すのではなく、その場で口座振込みをするほど現金を使いません。
筆者は一応何かあったときのために、50,000ウォン札(日本円で約5000円)を入れていますが、使うのは1年に1度くらい。
そんな韓国では「日本に行く前に気をつけること」として、「現金を持っていくこと」とよく言われます。
「日本はカードを持っていても使えない」「現金払いがあたりまえ」と聞いたから現金をたくさん持っていったのに、どこの店もカードが使えて現金を持っていかなくてよかったと話す韓国人が多くいました。
少し古い情報サイトでは「日本は現金社会」と書かれていたけれど、実際はそうじゃなくて便利だと話していたのが印象的でしたね。
筆者もいつからか韓国から日本に帰国するときは換金せず、カードのみで会計するようになりました。多少手数料はかかりますが、換金の手間を考えたら「まあいいかな」と思います。
ほかにも、電子マネーの種類が多かったのも印象的だったようです。
道がとても綺麗なのに…
韓国人が日本に対して持つ印象として代表的なのは、「道が綺麗」。日本人はポイ捨てしない、他人のゴミも捨てるという話が有名です。
しかしある韓国人は、「日本に行ったとき大通りは綺麗だったけれど、裏路地や車道脇にゴミがたくさん捨ててあって残念だった」と言っていました。
また、仕切りやドアがない喫煙所を見て驚いたとも話してくれました。
というのも、韓国は煙草への認識が厳しく、街のなかで堂々と吸うことはできません。喫煙所もほとんどないんです。
そんな環境に慣れている韓国人からしたら、日本の「屋根のない喫煙所」に驚いたんでしょうね。
最近は日本でも禁煙エリアが増えていて、この屋根のない喫煙所もどんどん減っていると聞きましたが、それでも韓国に比べればかなり多いのでカルチャーショックだったと言う韓国人が多くいます。
しかし一方、「日本では探せば喫煙場所がすぐあるから天国だった」と話した喫煙者さんもいましたよ。
日本はアニメ・オタクの国じゃなかったの?
筆者が日本語を教えている生徒のなかには、「アニメオタク」「日本文化オタク」がかなり多くいます。
韓国ではアニメのオタクは珍しいので、普段の生活でオタク感を出さないようにしている、というとある生徒。
日本に行ったら思いっきり自分の好きな格好をしたいと思っていて、当然日本には自分と似た格好の人が多いと思っていたそうです。
しかしいざ日本に行ってみると、日本人は普通のファッションをしていて、「夢見ていたオタクの国ではなくて少しがっかりした」と話していました。
筆者の周りでは、日本旅行に行って気分が悪くなった話や理解ができなかったというエピソードはあまり聞きません。
みんなおおむね日本旅行に満足したようなので、今回インタビューをして、日本人として嬉しくなりました。
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