彼氏のことはもちろん好きだけれど、気になるところや不満に思うところもありますよね。
違う人間同士なら、考え方や価値観、ちょっとした振る舞いでもすれ違いは起こります。
モヤモヤした気持ちを抱えたままではお付き合いも楽しくないですが、伝えると喧嘩に発展するのが怖くてつい黙ってしまう、という女性も多いもの。
意見の衝突で終わらず、その後も愛情が続く不満の伝え方についてご紹介します。
「不満を覚えるとき」はお互いの考え方を知る機会
たとえば、毎日LINEでやり取りするメッセージのひとつでも、「返信が遅れるのはいいけれど、夜中に送ってくるのはやめてほしい」などささやかな不満は生まれます。
でも、「寝ている時間は通知の音で目が覚めるから避けてほしい」と伝えたくても、「マナーにすればいいのに」「そんな時間にしか送れない」など逆に自分が悪いとされそうで、言い出しづらいときもありますよね。
それでも、黙っている限り彼氏はこちらのストレスに気がつくことはなく、我慢できなくなって伝えたときには「もっと早く言ってほしかった」と別の言い合いが始まる可能性も避けられません。
彼氏に不満を覚えるときは、「なぜそうするのか」を確認し、自分の気持ちも伝えるのが解決の鍵。
衝突ではなく、「お互いの考え方を知る機会」にすればその後も落ち着いたお付き合いが続けられます。
では、喧嘩にならない不満の伝え方にはどんな方法があるのでしょうか。
不満を上手に解決する伝え方5つ
1.「打ち明けるタイミング」を間違えない
彼氏に不満を聞いてほしいときは、何よりも「話せる状況」を選ぶことが肝心です。
自分は大丈夫でも、彼氏が疲れていたり考え事があったりするときは、話に集中することができません。
不満を伝えるのはどうしてもお互いにネガティブな感情が湧きやすくなるので、なるべく心がフラットな状態で向き合うことを考えましょう。
残業が続いている、プライベートで問題を抱えているとわかるときは避け、休日でリラックスしている時間など「いま話しても大丈夫?」とワンクッション置いて切り出すのが正解です。
彼氏の状態を優先しすぎるとこちらのモヤモヤも続いたままになるので、「話したいことがある」と前もって伝えておくと、彼氏のほうも向き合う心構えができます。
2.まずは彼氏の気持ちを聞く
「夜中にLINEのメッセージを送るのはやめてほしい」と伝えたいとき、「嫌だから」と感情をいきなりぶつけてしまうと彼氏のほうもカチンとくるもの。
切り出すときは、「LINEをくれるのはうれしいのだけど、どうしていつも12時を超えてからになるの?」と彼氏の気持ちを尋ねましょう。
彼氏には彼氏の事情があり、そうすることには理由があるかもしれません。
「ご飯を食べて風呂に入っていたらどうしてもそんな時間になる」「寝る前に一言送りたくなって」など、彼氏の状況を知るのがスムーズな解決の最初です。
「そうなんだね」「平日は忙しいものね」と受け止める姿を見せるのが、彼氏に「否定された」と思わせないコツ。
彼氏はこちらの不満には気がついていないので、険悪なムードになる流れを避けるためには、相手の気持ちと状況にしっかりと耳を傾ける姿勢を忘れずにいましょう。
3.自分の気持ちは「こうしてほしい」で伝える
自分の気持ちを伝えるときは、「通知の音で目が覚めるから嫌なの」「やめてほしい」など不満を丸ごとぶつけるのではなく、「通知の音で目が覚めるときがあって、ミュートメッセージにしてくれたらうれしい」と解決の提案までできると、彼氏も「そんなやり方があるのか」と新しい考え方を持てます。
実際にあったケースで、こんな話し合いからLINEのミュートメッセージ機能を知ったことで、相手が寝ている時間でも気兼ねなく愛の言葉を送れるようになり仲が深まったカップルもいます。
不満は具体的に伝えることが重要で、「音で目が覚めるから」がわかれば、そこを解決できれば彼氏の「送りたい」という気持ちを否定せずに済みますよね。
彼氏のやり方を「嫌だから」で置くのではなく、気持ちを知ったうえで「こうしてほしい」と伝えることを考えましょう。
4.我慢ではなく納得を目指す
「目が覚めるから嫌なの」とだけ言われてしまえば、彼氏のほうは「わかった、もう送らないから」と寂しい気持ちでメッセージを送ることを諦めます。
彼女にとって不満のもとをいっさいやめる、という選択肢が大切なときもありますが、彼氏のほうに寂しさや新しい不満が生まれるような結末は、解決とはいえません。
どちらかの我慢や忍耐で問題を終わらせるのではなく、ふたりで納得できる「新しい方法」を見つけることが、幸せな交際を続ける秘訣。
彼氏の側の「こんな時間になる」事情、「でも気持ちを送りたい」という愛情を否定せず、「ミュートメッセージを使う」方法をお互いに納得できれば、その後もふたりにとってストレスのないやり取りが続けられますよね。
もし「いちいち面倒くさい」と言われたときは、そこで諦めるのではなく「それなら夜中はやめて朝にしてくれる?」と、続けて提案します。
自分が我慢して終わるような話し合いはふたりのためにはならないので、「ふたりで納得する」ことを目指していると、彼氏に伝えることも大切です。
5.「ありがとう」は愛情を伝える言葉
「わかった、きょうから12時を過ぎてからはミュートメッセージで送る」と彼氏が受け入れてくれたときは、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう。
どんな内容でも、こちらの不満を理解して改善してくれる姿を、最後はしっかりと受け止めます。
不満を解決する話し合いで重要なのは、向き合ってくれたことや新しい選択をしてくれることへの感謝を忘れない姿勢です。
自分のやり方について彼女が不満を持っていた、と知るのは彼氏にとってもショックであって、それを否定ではなく納得できる方法で続けられる、と実感できるのが「ありがとう」の言葉。
「こちらこそ、話してくれてありがとう」と笑顔で返せることは、こちらへ向ける愛情をぐっと深めます。
不満を伝えて喧嘩になってしまったら…
こちらがどれだけ新しいやり方や方法について提案しても、自分の気持ちにこだわる彼氏もいるでしょう。
話し合いが進まなくなったときは、いったん切り上げるのが仲を悪くしないために重要です。
「あなたを否定したいのではなくて、お互いにストレスのない方法を探っていきたい」としっかりと伝えて、その場を終えるのが正解。
無理に結論を出そうとするとこじれる一方になるので、まずはお互いに冷静さを取り戻すのが先です。
物理的な距離をもって離れることで、彼氏のほうも状況を客観的に考えられるようになります。
「落ち着いたら連絡してね」と伝え、次の機会で改めて向き合う気持ちを持つのが理想です。
肝心なのは、「不満がある=不満を与えるほうが悪い」とするのではなく、「不満を一緒に解決できる」こと。
それが、愛情を失わずにお付き合いを続ける一番大切な姿勢です。
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