こんにちは。韓国在住歴9年目、会社員兼ライターのヘリです。
この度、日本人である私が韓国で結婚式を挙げました!韓国の結婚式は日本とは異なる部分もあり戸惑うことも多かったのですが、なんとか成功。
そこで、私の韓国でのリアルな挙式レポートを2部に分けてご紹介。ここでは「韓国での結婚式の準備」についてお話しします。
式場選び
プロポーズをしてもらい婚約をした後、すぐに式場選びを始めました。
…と言っても最初何から始めていいかわからず、ネットで検索して見つけたウエディング博覧会が情報収集によさそうだったので、サイトに連絡先を入力。
するとすぐに電話が来て勧誘が始まり、博覧会に行かないことを伝えたにもかかわらず、数日間ずっと連絡が来ました。
調べてみるとウエディング博覧会は勧誘がすごく多く、その場で契約せざるを得ない雰囲気になるそうです。
一度失敗したので情報収集ができる場所を入念に探すと、韓国でよく使われているコミュニティサイト『ネイバーカフェ』に有名な結婚情報コミュニティがあることがわかり加入。
そのコミュニティのオンラインプランナーの方に希望の式場を伝えて、下見の予約をしてもらいました。
式場を回ったところ、3軒目で「ここだ!」と感じてすぐに契約。天井が高く、広いホールと式場周辺が整備されていて綺麗だったのが決め手でした。
最近、韓国では「スモールウエディング」や「ハウスウエディング」が流行中。
韓国ドラマ『愛の不時着』で話題になったソン・イェジンとヒョンビンの結婚式のような形が人気ですが、私は韓国で一般的なウエディングホールでの結婚式を選びました。
各種衣装の準備
韓国の一般的な結婚式には、日本と同じく「挙式」と「披露宴」があります。
日本では披露宴のときにカラードレスを着ることが多いですが、韓国では人によってさまざまです。
昔は韓国の伝統衣装である韓服(チマチョゴリ)が一般的でしたが、最近は普段でも着れるような清楚なワンピースやセットアップを着ることが多くなっています。
何を着るか悩みましたが、日本人の私はやはりカラードレスも着たかったので、シンプルなカラードレスを購入。
韓国では、両家の母親は韓服を着るのが定番なので、韓服のレンタルもしました。
ウエディングフォト(前撮り)
式場契約時にウエディングフォトとドレス、メイクなどすべて含まれるパッケージを選んだので、式場の提携先からスタジオを選んでウエディングフォトを撮りました。
最近の韓国のウエディングフォトの流行は、セルフ撮影や外で撮るスナップ撮影です。
済州島(チェジュとう)などに旅行に行って撮るカップルもよく見かけます。私も、外や屋上で撮影ができるスタジオを選びました。
ウエディングフォト用のドレス5着は式場で選び、購入したドレスを1着持参。
撮影の日は朝式場でメイクをし、江南(カンナム)にあるスタジオに移動して夕方になるまで撮りました。
ずっと笑っていなければならなくて大変でしたが、カメラマンさんがおもしろい方でとても楽しかったです。
後日写真をセレクトしにスタジオへ行き、修正された写真はまた後日メールで送ってもらいました。
完成した写真を受け取ったときは、自然で綺麗に修正されていて「さすが韓国だな」と思いました!
コロナ禍が終わり、日本から韓国にウエディングフォトを撮りに来る人も増えているみたいですが、本当にその価値があると思えるくらい大満足でした。
招待状
韓国では、紙の招待状とオンライン招待状を2つ用意します。直接渡せる人には紙の招待状を、会えない人にはオンライン招待状を送るのです。
最近では、招待状を渡す招待状モイム(集まりという意味)が定番。直接招待状を渡し、「結婚式に来てほしい」と伝えて食事をご馳走します。
結婚式当日にもおもてなしをするのに、ちょっと不思議な文化ですよね。
聞くと、現在の親世代の時代にはなかった文化だそうで、義父母も疑問に思っていると言っていました。
また、韓国の一般的な結婚式は、日本とは違って当日まで何人にご列席いただけるかわかりません。
韓国は招待状をもらったからと言って参加可否の返事をする必要はなく、招待状をもらっていない友達などを連れてきてもいいのです。
そのため、日本よりも軽い気持ちで招待状を渡せます。これが、韓国の結婚式が日本よりも規模が大きくなる理由です。
「当日必要なもの」の準備
あとは式の流れを決めたり、式の前に流す映像を作ったり流す歌を決めたりと当日の細かなことを準備しました。
式前映像は、指定のサイトでテンプレートを選び、写真を入れるだけだったので簡単でした。
韓国では引き出物は基本なく、契約した式場は持ち込むことも禁止されています。
準備は、全体的に決めることが多くて大変でした。結婚準備は大変で喧嘩すると聞いていましたが、ほとんど私が決めたからか喧嘩もなく無事終わってよかったです。
結婚式当日のレポは、次回のレポートを見てくださいね!
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