こんにちは。韓国在住歴9年目、会社員兼ライターのヘリです。
日本人である私は、先日韓国人夫と韓国で結婚式を挙げました!
前回は、韓国での式場選びや各種衣装の準備、ウエディングフォト(前撮り)、招待状など挙式までの準備について詳しくお話しましたが、今回は「結婚式当日」について詳しくお話しします。
- 前回のレポートはこちら!
- 韓国人男性と日本人女性が「結婚式」を挙げるまで〜準備編〜
当日準備
私たちは式場で一番早い10時半挙式だったので、朝6時半には式場内のメイクアップルームに到着していました。
韓国では、ウエディングメイクで有名な江南(カンナム)のサロンなどでセットを終えてから式場に向かう新婦もいますが、そうしていたらもっと朝が早くて大変だったと思います。
到着後は、まずメイクをしてもらって、その後ヘアセットをしました。
メイクは完全にお任せでしたが、濃すぎず肌も綺麗になって大満足!
ヘアは、韓国では定番のロウボーンでお願いしました。ロウボーンとは、頭の低い位置でお団子を作るスタイルのことです。
最近はハウスウエディングなどで髪を下ろすこともあるようですが、ひとつにまとめる方が清潔感がありドレスに似合うと韓国では言われています。
当日写真撮影
メイクアップ後ドレスアップまで終わると、まず新郎新婦の当日撮影があります。
式場内のスタジオで数カット撮影しましたが、カメラマンさんが手慣れているようでディレクションをしてくれてすぐに終わりました。
その後、新婦待機室に移動して家族の集合写真を撮影。この撮影が終わると、新郎と家族は会場に向かいリハーサルをします。
新婦は当日忙しいので、リハーサルなしで挙式を行いました…!
当日の新婦のお仕事
結婚式当日、新婦には役割があります。新婦待機室でご列席いただいた方をお迎えし、一緒に写真を撮ることです。
日本では挙式の前に新婦の姿を見ることはありませんが、韓国ではこの時間が新婦と一緒に写真を撮るチャンス。
ドレス姿の新婦と写真撮影をしたい場合は、挙式の予定時間より30分ほど早く会場に着くように行きましょう!10分前では撮影ができない可能性が高いです。
新婦待機室にはずっとカメラマンがいるので、たくさん写真を撮ってもらえます。
後から知ったのですが、カメラマンの写真ファイルがもらえるのは数カ月後なので、スマホでもっと撮っておけばよかったと少し後悔しました。
受付
新婦が控室で写真撮影をしている間、新郎と家族は受付の横でご列席の皆さんをお迎え!
受付では、ご祝儀を受け取って芳名帳に名前を書いてもらいます。最後にお食事券を渡したら受付は終了です。
韓国で定番の結婚式は披露宴がブュッフェ形式なので、お食事会場の入口で食事券をいただいて入場してもらうカジュアルなスタイル。
そのため韓国のご祝儀の相場は大体5〜15万ウォン、日本円に換算すると6000円〜1万6000円くらいです。日本とはかなり違いますよね!
挙式
韓国の挙式はかなりスピーディーで、大体20〜30分くらいで終わります。
座席が決まってないことがほとんどなので、空いてる場所に自由に座ることができます。
式のスタイルは、日本でいう「人前式」のようなものです。私たちの場合は、新郎新婦による結婚宣言や結婚成立の宣言、ご祝辞、余興などがありました。
韓国では一般的なのに日本にはないプログラムは、新郎新婦入場前に両家の母親が手を繋いで入場しロウソクにあかりを灯すこと。これには「これからの未来を明るく灯す」という意味が込められているそうです!
そして、両親に挨拶としてお辞儀をするのも韓国では定番。新郎は韓国伝統のお辞儀であるチョル(土下座に似た形)をします。
一度新郎新婦がバージンロードを進んだら、また舞台に戻り写真撮影。両家の親族との撮影の後、友達や同僚などご列席いただいた方全員で撮影しました。
友達との撮影のときにホールを暗くして、みんなのスマホのライトで新郎新婦を照らす撮り方は少し前から定番になっています。
日本から参加してくれた友人に特に驚かれたのは、会場にお花がいっぱいだったことです。
「日本でこんなにたくさん生花を使ったらかなり高くなるよ」と言われましたが、韓国は同じ会場で何組も挙式をするため華やかにできるのだと思います。
また、参列者が多すぎることにもかなり驚かれました。この日私たちの挙式には合計300人以上の方にご列席いただいたのですが、写真撮影に参加するのを諦めた方もいたそうです。
お食事(披露宴)
韓国では、一般的には日本のような披露宴はありません。
ブュッフェ会場でお食事をしてもらっているところに、新郎新婦が回って挨拶します。お食事が終わったら各自自由に帰宅する形です。
昔は新郎新婦はお食事会場に行く前に「ペベク」という新郎の家族に挨拶をする儀式があったのですが、最近はやらない人も多いそう。
私たちもやらなかったのですが、もしやっていたらほとんどの方に挨拶ができなかったと思います。
挨拶回りが終わったら、ようやく新郎新婦も食事ができます。すべて終わったら精算室で保証金を除いた結婚式の費用を決済して終了です。
朝から大忙しで、一瞬で時間が過ぎてしまいました。なんとか無事に終えられてよかったです。
これにて、韓国での結婚式のレポート完結!結婚式前の準備については、韓国結婚式レポートの準備編を見てくださいね!
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- 韓国人男性と日本人女性が「結婚式」を挙げるまで〜準備編〜
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