こんにちは。韓国在住歴10年目、会社員兼ライターのヘリです。
私は韓国人男性と結婚して韓国で結婚式を挙げたのですが、日本の結婚式とは違う点も多く、日本人の友達に結婚式の話をするとびっくりされることも珍しくありません。
今回は、驚かれたことのひとつ。韓国の結婚式の「ブーケ」についてお話します。
- 韓国の結婚式の体験談はこちらから読めます!
- 【体験談】韓国人男性と日本人女性が「結婚式」を挙げるまで〜準備編〜
- 【体験談】韓国人男性と日本人女性が「結婚式」を挙げるまで〜当日編〜
ブーケをもらえる人は決まってる?
ブーケトスは、結婚式では定番の演出ですよね。韓国の結婚式でもブーケトスは一般的なイベントです。
日本と韓国で違う点は、ブーケを受け取る人が事前に決まっているところ。
日本の結婚式では未婚女性のゲストが参加して、新婦がブーケを投げて誰が受け取るかを競いますよね。
「幸せのおすそ分け」という意味で、受け取った人は次の新婦になれると言われています。
一方で韓国の結婚式では、新郎新婦がブーケを受け取る人をあらかじめ指定することが多いです。
ブーケを受け取る人は、ほとんどの場合結婚することが決まっている人にします。
というのも、韓国では昔から「ブーケを受け取ったら6カ月以内に結婚しないと、この先結婚できなくなる」というジンクスがあったからです。
ただ最近はこのジンクスを気にする人は少なくなっていて、結婚予定の人以外に仲のいい友達や家族、男友達にも受け取ってもらうことが増えました。それでも指名制は変わっていません。
韓国の結婚式はスピーディーに行われて、一つ一つの演出の時間も少ないので、なるべく早く済ませるためでもあるのかなぁと個人的には感じています(実際、結婚式中に司会者は式場のスタッフに「時間がないから急いで」とよく急かされるそうです)。
もらったブーケを花嫁に返す!?
日本の結婚式で、ブーケを受け取ったことがある人はいますか?受け取ったことがある人は、その後ブーケをどうしましたか?
筆者はもらったことがなかったのですが、ブーケをもらった人は持ち帰って家に飾るか、ドライフラワーにする人が多いようですね。
韓国の場合、昔は持ち帰って乾かした後燃やすのが定番だったそうですが、最近は受け取ったブーケを一度持ち帰った後、ドライフラワーにして花嫁に返すことが流行っています。
プレゼントとして返すのでただドライフラワーにするだけではなく、額縁に入れたりインテリアライトやキャンドル、レジンでそのほかのインテリア小物などを作ったりもします。
個人的に作ってプレゼントする人も多いそうで、本当に仲のいい友達か小物作りが好きな人じゃないとできない行為だなと思ってしまいました(笑)。
ブーケをプレゼントすることが流行してからは、ブーケをアレンジしてくれる専門業者もたくさん出てきています。
ドライフラワーは個人的に作ろうとすると失敗する可能性もあるので、乾かすところからアレンジまで全過程を任せられるところもありますよ。
ブーケを返すことが流行ったことで、新たな問題も起きているそう。
花嫁がブーケを受け取る人に「ブーケを返してほしい」と言って受け取る人が気分を悪くしたり、言葉では言わなかったけど花嫁はプレゼントしてくれるかなぁと期待していたのにもらえなくてその友達との関係が悪くなったりするパターンもあるようです。
ブーケを使った小物が可愛くて意味があることから、最近はサブブーケを用意したりブーケトスをしなかったりして、花嫁が直接業者にお願いすることも増えているそうですよ!
筆者もちょっとやってみたかったな…と少し後悔しています(笑)。
ブーケトスの演出方法や考え方、その後の対応が日韓でかなり異なることがわかりますね。
ブーケの小物については本当に可愛いので、これから結婚式に参列する人や式を挙げる人は参考にしてみてください!
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。