いよいよ暑い夏がやってきましたが、それと同時に気になるのが電気代の請求です。
全国的に電気料金が値上げ傾向にあり、家計が厳しい状態が続いている…という人も少なくないでしょう。
暑い夏も、厳しい家計も、何とか乗り切りたい!そう考える人のために、今回は「夏の節約術」を5つご紹介します。
主婦たちから寄せられた節約術を、実際に試しているという人たちのコメントと共に解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
どの節約術も簡単に始められるものばかり。さっそくいまから実践できるものもあります!
クーラーの設定温度を見直す
「クーラーの設定温度を、いつもより1度高く設定します。ついつい猛暑で涼しくしてしまいがちだけど、意外といつもより1度高くても気にならないんですよね」
「いつもより高めの設定温度にするようにしたら、夏の電気料金が少し安くなりました。あと、30分程度の外出だったらエアコンは消しません。コンビニとか子どもの送り迎え、ちょっとしたスーパーくらいならつけっぱなしにします」
「クーラーの温度を冷たくしすぎない、ですかね。リモコンを勝手に夫や子どもに操作されるので、うちは私のポケットにいつもリモコンを入れて持ち歩いています。冷たくしすぎると、節電にならないので!」
1つ目の節約術は、クーラーの設定温度を見直すことです。
設定温度を1度高めに設定するようにすると、10%もの節電になるんですよ。(参考:日立公式HP)
冷房時の省エネ水推奨温度は28度と言われているので、この夏は無理のない範囲で設定温度を見直してみるとよいでしょう。
また先ほどご紹介した方のコメントにもありましたが、30分程度の外出ならエアコンをつけっぱなしにしておくというのも節約術のひとつです。
エアコンは、室内温度と設定温度の差が大きいと、運転し始め直後に一番多く電力を消費します。
そのため、日中30分程度の外出なら、つけっぱなしにしていたほうが無駄な電力を消費せずに済むのです。
実際にSUUMOが実施した調査では、「日中は30分程度の外出ならエアコンをつけっぱなしにし、夜間はこまめに停止させるといった調整を行うことで、お得な運転ができる」との結果が出ています。
真夏のマンションでのエアコンという条件下で、つけっぱなしのほうが電気代が安くなる目安は、日中は35分まで夜間は18分までの外出だそうですよ。
この夏はまず設定温度の見直しからスタートし、短時間の外出なら消さないよう習慣をつけてみましょう。
クーラーの風下にサーキュレーターを置く
「クーラーの風下に扇風機を置くようにしています。こうすると冷風が家のなかを循環しやすくなるので、余計な部屋のエアコンをつけずに済むんです」
「クーラーを使うときは、サーキュレーターをセットで利用するようにしています。部屋中が涼しくなるので、設定温度を少し高めに設定していても室温に満足できるんです」
「うちはリビングと和室、夫の仕事部屋が隣接しているのですが、サーキュレーターを使って空気を循環させるようにすると、余計なエアコンを使わずに快適に過ごせて節電になっています」
2つ目の節約術は、クーラーの風下に扇風機やサーキュレーターを置くことです。
冷風が部屋を循環するので、全体的に涼しくなる効果が期待できます。
冷たい空気はしたにたまるので、サーキュレーターでしたの冷気を上に持ち上げるのが目的です。
設置のコツは、エアコンを背に、風下におくこと。サーキュレーターの使い方次第では、エアコンのない隣室も涼しくすることができますよ。
また家に帰ってきてからエアコンをつける前に、家中の窓を開け、こもった熱気を窓の外に逃がすようにサーキュレーターを設置すると換気がスムーズにしやすいというワンポイントテクニックもあります。
熱気を逃がしてからエアコンをつけたほうが部屋が冷えやすいです。
実際にクーラーとエアコンのW使いで、最大15%以上も節電につながったというデータがあります。(参考:アイリスオーヤマ公式HP)
ぜひこの夏はサーキュレーターを駆使し、部屋中快適な温度にしていきましょう!
室外機を直射日光に当てない
「室外機に直射日光を当てないほうがいいと聞いてから、室外機の日よけ対策を行ってます」
「室外機は日陰に置くようにしています。節電・省エネにつながるので!」
「電気会社に人のアドバイスで室外機の日よけ対策を行うようにしたところ、10%ほどの節電に成功しました!うちは箱型タイプをスポッとかぶせて、見た目にもおしゃれにしているのでお気に入りです」
3つ目の節約術は、室外機を直射日光に当てないことです。
そもそも室外機には、室内の熱を外部に放熱するという役割があります。
しかし日光が当たっていると熱がこもってしまい、正常に熱が外に出されなくなってしまい、結果的にエアコンの効きが悪くなってしまいます。(参考:フェリシモ公式HP)
日陰を作ってあげれば直射日光が当たるのを防げるので、熱が放たれるのを妨げることがありません。室外機としての働きをしっかり維持できるんですね。
室外機の日よけ対策グッズは、インターネットやホームセンター、ダイソーでも手軽に購入することができます。
見た目にもおしゃれなグッズもあるので、夏の節約グッズとしてぜひ取り入れてみましょう。
作り置き料理で外食を減らす
「うちは毎年夏の食費がやけに高くて、なんでかなぁと思って家計簿を見直したら、外食費がグンと上がってたんです。多分『暑くて面倒だから食べに行こう』『バテちゃったから出前頼もう』みたいになるのが多いんですよね。作り置きを活用するようにしたら、食費が節約できました!」
「夏は土日にまとめて作り置きして、平日は極力ガスを使わないようにしています。一気に料理しちゃうのでガス代も節約できる気がするし、平日の夜はレンチンで済むので、暑い思いをしなくて済みます」
「作り置き料理に毎夏助けられてます。キッチンに立つのが億劫な日も外食費を抑えられるからです」
4つ目の節約術は、作り置き料理で外食を減らすことです。
暑い季節、キッチンに立つのはどうしても億劫になりがち…ついつい外食に頼ってしまったという人も少なくないでしょう。
しかし作り置きをストックするように意識しておけば、外食費を節約することができます!
作り置きは涼しい時間にまとめて作ったり、土日に家族みんなで作ったりすると面倒になりにくいです。夏の間だけでも、節約のために試してみてくださいね。
ただし、夏は食中毒の危険性が高まる季節。作った料理は粗熱を取ってはやめに冷蔵庫や冷凍庫にしまうこと、作ったら早めに食べきることを徹底しましょう。
便座のヒーターはオフにする
「夏になってもついついつけっぱなしにしちゃうのが、便座のヒーター。春になった瞬間にオフにしています!」
「夏は便座のヒーターをオフにしています。また冬以外の季節は基本弱です。微々たるものですが、電気代の節約になりますよ」
「最近までトイレのヒーターは夏でもつけっぱなしで消し忘れてたんですが、こまめに消すようにしています」
5つ目の節約術は、便座のヒーターをオフにすることです。
便座の暖房機能は、電力会社や製品にもよりますが1カ月あたり約350円前後です。7~8月の間だけでもオフにすれば700円もの節約になります。(参考:ウェザーニュース)
暖かくなり始める5月ころから、肌寒さが気になる10月まで、5~6カ月間オフにしておくと、約1750~2100円も節約につながるのです。
暖房便座は、ついついつけっぱなしにしがちな人が多いでしょう。夏になる前に、一度設定を見直してみてくださいね。思わぬ節約につながるかもしれませんよ!
ちなみに製品によってはタイマー機能がついているので、うまく活用すれば、夏以外の季節でも大きな節電に繋がります。
- image by:Shutterstock
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。