彼氏との初めてのおうちデートを前に、緊張している人も多いはず。部屋をしっかり片付けて、迎え入れる準備をしている人もたくさんいますよね。
しかし、最後にもう一度、見られたくないものもすべて厳重に隠せたかどうか確認してみませんか?
うっかりしまいわすれていたせいで、彼氏に「何これ!?」と驚かれてしまうかもしれません。
今回は、そんな初めてのおうちデートで、彼に見つけられてしまい恥ずかしかったというもののエピソードを5つ紹介します!
小学生のころに描いたオリジナル漫画
「昔付き合っていた彼に見つけられて本当に恥ずかしかったのが、小学生のころに描いたオリジナル漫画です…。卒業アルバムを見ようって話になって、嫌だなぁ~見ないで~なんて言いながらも楽しく見てたんですが、アルバムの横にしまっていた、そのいにしえの漫画ノートに彼が気づいちゃったんですよね」
そう話してくれたのは、ゆかりさん(仮名/27歳)。顔から火が出るほど恥ずかしかったというエピソードを教えてくれました。
「当時、クラスメイトと漫画を描くのにハマっていたんですよ。少女漫画が大好きで、一生懸命ストーリーを考えて描いてました。そのノートは、自分がこれまで描いた中でも一番の超大作で、捨てようかなって思ってたんですけど、なんだか思い入れがあったので実家から持ってきてたんです。それを…すっかり忘れていました」
もちろんゆかりさんが止めるのも間に合わず、彼はその漫画を読んでしまいます。
「小学生の画力なんて知れてるじゃないですか、セリフもめちゃくちゃだし、謎にロマンチックなシーン多いし、それこそイケメン見て毎回トクンッてなってたり、些細なことですぐ泣いて男性に『俺以外の前で泣くんじゃねぇ』とか言われて抱きしめてたり…思い返すだけで笑えるほど恥ずかしいコマばっかりでした」
そのときの彼の反応はどうだったのでしょう?
「これはいわゆる、黒歴史ってやつだね、見ちゃってごめん!って言ってノートを返されました。複雑な気持ちでしたね…でも、いまでもあの漫画は捨てられずにとってあるので、もしかしたらまた誰かに見つかっちゃうかもしれません」
日ごろの愚痴をつづった愚痴ノート
続いて話を伺った正美さん(仮名/26歳)は、絶対に人に見られてはいけない、とんでもないものを彼に見られてしまいます。
「私が見られたのは、日ごろの愚痴をつづりまくった愚痴ノートです。あれですね…デスノートみたいなものですよ、ムカつく人の名前やムカつく出来事を書いて、罵詈雑言を書き連ねているノートなんです。あれはもう…絶対に誰にも見せてはいけないものでした。人の心の汚い部分とか闇の部分が赤裸々に書かれているんで。でもそれを、彼に見られちゃったんです」
彼が初めて家に来た日、正美さん、うっかりそのノートを机の上に置きっぱなしにしていたそう。
買い物袋の中身を冷蔵庫にしまっている間に、彼がそのノートを開いてしまったのです。
「本当に私、うっかりしてました。いつもは厳重にしまうところを、前の日に上司に腹が立って、朝になっても怒りがおさまらず、出勤直前までそのノートにキレ散らかしてたんです。そんなこととは知らず、そのノートを開いてしまった彼。『何これ!?』って声で慌てて見に行くと、そこには呪いの文字のような筆跡で書かれた罵詈雑言がずらり…あ、終わったって思いました」
しかし彼、正美さんに謝って来たそうです。
「勝手にノートを開いてごめんって言われました。置いてた私が悪いのに。引かないの?って聞いたら、誰だっていろんなストレス発散方法があると思うし、ネットで誹謗中傷してるとか、誰かに実際に嫌がらせしてるとかじゃないから、むしろ人間らしくていいなって思ったと言ってくれました。本当に心広いですよね…」
その彼とはいまでも交際中だといいますが、正美さんいわく『もっとあのノートを見られてたら、彼とは別れてた』んだとか。というのも…
「実はあのノート、彼の悪口もめちゃくちゃ書いてたんです。一回すごい喧嘩してて、それの悪口が結構…そのページを見られなくて本当によかったなとホッとしています」
夜職時代に集めたボトルの数々
「その彼と付き合う1年くらい前まで、夜のお仕事をしていました。その時にお客様におろしていただいたボトルを、大事に家に保管していたのですが、それを初デートで彼に見られちゃいましたね。クローゼットにしまっていたんですが…うっかり、忘れてクローゼットをあけてしまったんです」
そう話してくれたのは、麗華さん(仮名/26歳)。高級シャンパンのボトルをコレクションしていたそうですが、彼にはそもそも、夜職についていたことを話していなかったんだとか。
「お酒も飲まない人だし、夜職にちょっと偏見のある人だったので、絶対に見つかりたくなかったんです…。でも、見られちゃったことで過去の職業がバレて、振られてしまいました。いま思えば、そんな偏見を持ってる人とは別れて正解だったんですけど、当時は好きだったので引きずりましたね」
隠していた過去が明らかになったせいで別れることになったという麗華さん。しかし、付き合うのなら、過去も丸ごと受け止めてくれるような人のほうが、幸せな未来が待っていそうです。
趣味だった乙女ゲームコレクション
「私が彼に見られてしまったものは、趣味でコツコツ集めている乙女ゲームたちです。同人ゲームも含め、かなりの量が家にあり…隠し方が甘くて見つかってしまいました」
そうはなしてくれた沙也加さん(仮名/29歳)は、女性向け恋愛ゲーム、通称乙女ゲームの大ファンなんだそう。
「しかも見つかったのが、少しアダルトな内容のものでして…それはそれは気まずかったですよね。実は乙女ゲームが趣味なんです、って正直に打ち明けたんですけど、内心、ドン引きされてるだろうなってひやひやしてました」
しかし、彼から返ってきたのは思いもよらぬ反応だったといいます。
「それが、彼も『俺も恋愛ゲーム好きなんだよね』って言い出したんです。私ほどのハマりっぷりではないものの、男性向けの恋愛ゲームが好きで、よくプレイするんだそう。男性向けと女性向けで内容は異なりますが、ジャンルは同じ括りなので、思わぬ共通点を見つけてめちゃくちゃ盛り上がりました」
それからは、カップルで一緒に乙女ゲームや恋愛ゲームをプレイすることも増えたようです。
「お互いの趣味を打ち明けあってから、私たちの距離は一気に縮まりました。もちろんたまたま彼が好きだったから…の話ですけどね。でも、隠しているより、思い切ってバレちゃってよかったなって。彼とはいまでも仲良しです」
現在同棲中だという沙也加さん。2人のゲームをコレクションした部屋もあるそうで、楽しい日々を過ごしているといいます。
毛玉だらけの下着
最後に話を伺ったかなでさん(仮名/31歳)は、女性なら多くの人が『それは私も見られたくない』と思うようなものを、初めてのおうちデートで彼氏に発見されてしまったそうです。
「私が見つけられてしまったものは、毛玉だらけのパンツです。本当に恥ずかしかった…なんで見つかったかって、彼氏がふざけて私の下着をあさりだしたから、なんですけど」
そう話してくれたかなでさんは、当時の状況をゆっくり語ってくれました。
「毛玉だらけだけど、履き心地がよくて、ゴムも伸びてボロボロなのはわかってるんだけど、捨てられない下着ってありませんか?あれ、履いてる本人は楽なんですけど、いざ冷静になると旅行には持っていけないし、他人には絶対に見せられないしで、たまに『なんでこんなの大事にしてるんだろう』って思っちゃうんですよね。でも、捨てられない。それを彼が、勝手にタンスをあさりだし、見事発見したんですよ。『なんだこの雑巾みたいなパンツ』って言われて、サーっと血の気が引きました」
勝手に人の下着をあさる彼が悪いのはもちろんですが、責めるよりも前に、さやかさんの頭は真っ白になってしまいます。
「楽だから捨てられなくて…としか言えず、正直に言いましたが、彼は『やべーよ、捨てろよ!』と大爆笑。こっちは本気で恥ずかしいし、嫌なのに!それがきっかけじゃないんですけど、彼とはお別れしましたね。人の見られたくないところを面白おかしく勝手に覗き、挙句の果てにバカにしてくるような人、こっちから願い下げです!」
ちなみに沙也加さん、次に付き合うなら、そんな毛玉だらけの下着でも可愛いといってくれるような人がいいんだそうです。
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