理想額は2〜3万円。でも現実は1〜2万円が最多

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理想とするお小遣い額は、男女ともに2〜3万円が最多でしたが、実際に支給されている額では、1〜2万円が最多という現実が浮き彫りになりました。とくに女性では1〜1.5万円が多く、男性では1.5〜2万円が中心です。
年収に対しての理想のお小遣い比率は、共働きで7%、専業主婦世帯で8%。しかし現実は5〜6%ほどにとどまっており、1万円以上の乖離がある層も目立ちました。
支給方法は「現金」が7割。キャッシュレスもじわじわ拡大中

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お小遣いの支給方法では、いまだに「現金での手渡し」が主流で約7割。
しかし、「楽天ペイ」「PayPay」などキャッシュレス支給の家庭も増えており、特に30〜50代の間で利用が進んでいるようです。
「満足」している人も多い。その理由とは?

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満足度に目を向けると、男性の約8割、女性の約7割が今のお小遣いに「満足」と回答しています。
その理由として多かったのは、
- 今の額で足りている
- 家庭のために使いたい
- 必要な時は臨時で支給してくれる
など、金額の妥当性と家族への配慮が満足度に繋がっていることが伺えます。

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一方で、満足していない理由を聞いてみると、男女ともに「今の額が足りないと感じるから」(男性36%/女性37%)という理由が一番多く回答が集まっています。
その他の回答を見てみても、「急な出費に対応できないから」(男性17%/女性28%)「自分の趣味にもお金を使いたい」(男性22%/女性20%)と回答したかたが多く、男女共通して同じ不満を抱えていることがわかりました。
お小遣い制、どう決める?7割が「夫婦で話し合って決定」

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決め方については、約7割の夫婦が「夫婦で話し合って決めた」と回答。ただし、ほかの数字を見てみると、女性の方が「一緒に決めた」という認識が強い傾向があり、こうした認識のズレも後々の不満につながる可能性があることは覚えておきたいポイントです。
まとめ
お小遣い制に「正解」はありません。重要なのは、夫婦が納得し、対話を重ねて決めたかどうかです。
- 最低ラインは2万円以上
- 急な出費への柔軟性
- 使い道の自由度
- 収入や役割に応じた公平性
- 話し合いでの合意形成
これらを意識することで、「たかがお小遣い、されどお小遣い」が原因となる不満やトラブルを未然に防ぐことができるはずです。
お小遣い制は、単なる金額の設定ではなく、夫婦の信頼や思いやりのバランスを表す象徴でもあるのかもしれません。
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