子育てと関係が大きい住まいの要素
住まいを決めるときに「重視したこと」と、実際に暮らしてみて「子育てに関係が大きかったこと」は、少しずつ違ってくるもの。
続いては、実際に子育てをしてみて「住まいのどんな要素が影響したか」についても、ランキングで見ていきましょう。
5位 家の間取りや生活動線(35.3%)
キッチンからリビングが見渡せるか、洗濯動線が短いかなど、毎日繰り返す家事の動きやすさは育児中の体力と時間に直結します。
「子どもを見ながら料理をするので、対面キッチンにして本当に良かった」という声もあり、間取りひとつで日々のストレスが大きく変わることがうかがえます。
4位 保育園・幼稚園・学校・学童までの距離(37.7%)
毎日の送り迎えは、思っている以上に体力を使います。特に雨の日や体調が悪い日、子どもがぐずった日などは、距離の近さがそのまま育児の余裕につながることも。
「徒歩5分の保育園にしたら、時間にも心にも余裕ができた」という声もあるように、日々の積み重ねが生活の質を左右するようです。
3位 実家(親族)までの距離(38.0%)
住まい選びの重視点でも1位だった「親族サポート」が、ここでも高順位に。実家が近いことで、急なトラブル時にすぐ助けてもらえる安心感は大きいものです。
ただし、「近すぎると干渉が増える」という声もあり、距離感の取り方には家族ごとの正解があるのかもしれません。
2位 家の広さ(間取りや部屋数含む)(44.0%)
子どもが成長するにつれて、おもちゃや学用品はどんどん増えていきます。「2人目が生まれて一気に手狭になった」、「子ども部屋が必要になった」という変化は多くの家庭で経験するもの。
将来を見越した広さを確保できるかどうかも、重要なポイントになってきます。
1位 買い物(スーパー・薬局など)の利便性(47.7%)
最も多かったのは「買い物の利便性」で、約半数の人が挙げました。子どもを連れての買い物は、大人だけの時とは比較にならないほど大変です。
ベビーカーや抱っこ紐での移動、荷物の多さ、子どものぐずり対応など、近所にスーパーや薬局があるだけで負担はかなり軽くなることでしょう。
「徒歩圏内にドラッグストアがあって本当に助かった」という声も多く、周辺環境の使いやすさが育児ストレスを大きく左右していることがわかります。
子育てとの関係が大きい項目は、家の中(広さ・動線)だけでなく、家の外(買い物・園や学校・実家距離)にも集中していました。
育児は「日々の移動と段取り」で負担が増減しやすく、生活圏全体の設計が重要なのでしょう。
実家が近いことの「光」と「影」

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自由記述では、実家との距離について興味深い声が多数寄せられました。
「助かった・安心」という肯定的な声が58.0%(174件)、「大変・困った」という負担の声が56.0%(168件)と、ほぼ同数で並んだのです。
「実家が近いので、急な用事や病院の時に子どもを見てもらえて助かった」という声がある一方で、こんな本音も。
- 祖父母がよく来てくれるのは助かるが、干渉が強いとストレスに感じることもある
- 近すぎると予定調整や気遣いが発生する
距離が近いことが必ずしもプラスとは限らない現実が見えてきました。
「すでに移住済みだが満足度は低い」と答えた人も5.3%(16人)おり、実家との距離には家庭ごとに「ちょうどいい答え」があるのかもしれません。
大切なのは「優先順位」を決めること

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今回の調査から、出産後の住まい選びには、このようなことが大きなカギを握っていることが見えてきました。
- 親族のサポート
- 育児の利便性
- 生活圏のしやすさ
一方で、実家との距離には安心感と干渉という両面があり、「近ければ近いほど良い」というわけでもないようです。
仕事、育児、親族との関係…、優先順位はそれぞれの家庭によって違って当然です。
完璧な住まいを見つけるのは難しくても、自分たち家族にとって何を一番大切にしたいのかを話し合うことから始めてみるのも良いかもしれません。
他の人がどう選んでいるかは参考にしつつも、最終的には自分たちの暮らしに合った「ちょうどいい距離感」を見つけていくことが、産後の穏やかな日々につながるのかもしれませんね。
・source:株式会社AZWAY(via PR TIMES)
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