「がんばるモード」と「ゆるめるモード」を切り替える

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4月は、やる気に満ちたエネルギーが湧いてきやすい反面、気づかないうちに「がんばるモード」のまま走り続けてしまうことも多い時期です。
東洋医学では、「陰」と「陽」のバランスが大切だとされます。
陽は「活動」「外向き」「がんばる」といったイメージ。
陰は「休息」「内向き」「ゆるめる」といったイメージです。
4月はどうしても「陽」に偏りがち。
だからこそ、意識して「陰」の時間をつくることが、メンタルヘルスの大きな支えになります。
たとえば、こんな小さな工夫がおすすめです。
- 帰宅後すぐには家事を始めず、お茶を一杯飲んでひと呼吸おく
- 寝る前に、「今日できたことを3つ」だけ思い出してみる
- 布団の中で、足先や手のひらを「あったかいな」と感じる時間をつくる
どれも、特別な道具や技術はいりません。「今ここにいる自分」に意識を戻す、ちいさな儀式のようなものです。
自分への負荷をなるべく減らすこと

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新年度になると、「今年こそは別の自分にならなきゃ」、「4月からは完璧にやらないと」といったプレッシャーを、自分自身にかけてしまう方も少なくありません。
でも、本当に必要なのは、「今の自分を、少しだけ生きやすくしていくこと」なのかもしれません。
- 朝起きるのがつらいなら、10分だけ起きる時間をずらしてみる
- 新しいことを始める前に、「今ある負担」をひとつ手放してみる
- 「がんばる目標」ではなく、「自分を守る目標」を一つ決めてみる
たとえば、「夜12時以降は、自分を責める考えごとをしない」と決めるのも、立派な目標です。
夜は、どうしても不安が大きくなりやすい時間帯。そんな時は、「この話は、明日の午前中の自分に相談しよう」と、一度保留にしてみてください。
しんどい時は、いっそのこと「春のせい」にする

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ここまで、春とメンタルヘルス、東洋医学の養生についてお話してきましたが、
「気分が沈み込んでしまう」、「涙が出てきて止まらない」、「仕事や家事、勉強に手がつかない」なんてことは往々にしてあるもの。
そんな時には、「自分の弱さ」のせいにせず、少し「春のせい」にしてみるのも、ひとつの視点です。
「季節と環境が、私にとってハードモードなんだな」、「この時期を少しでも楽に過ごすために、助けを借りてもいいんだ」そう思えた時、いろいろな「支え方」の選択肢が見えてきます。
家族や友人、医療機関、カウンセリング、鍼灸など、頼れるものに素直に頼ってみてください。
ひとりで抱え込むことが、一番こころに負担をかけてしまいます。
どの方法が正解、ということではなく、「自分が少しでも楽になれるなら、それはもう立派なケア」なのです。
自分のペースで歩くために

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春本番の4月は、外から見ると華やかでも、内側では、たくさんの調整やがんばりが必要な季節。
- うまくできなくても
- 新しい環境になじめなくても
- 不安やさみしさを抱えたままでも
それでも、今日まで生きてきたあなたは、「よくがんばってきた、尊い生命」なのです。
今回の話が、あなたのこころと、からだにとって、少しでも「こころのお守り」になりますように。
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